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個別意識には個性の躍動に於いて数々の利点があります。 一人々々の魂の生長は大神(創造主)にとっても喜びであります。 その反面として個別意識の欠点は独善であり自我完結である。 自分の興味関心事には力量を発揮するが、興味も関心も湧かなければ見向きもしない…。 そうした無関心が社会に隙間風を吹かしているのです。 その隙間風は冷たい無常の風となって、窮地の果てに心細く生きている善良な人々に落胆失望を抱かせている。 更に人目につかない暗所にて弱者に襲い掛かる悪人を放置して、我れ関せずと目を瞑るのである。 自らの生活圏内に火の粉が降り掛かる事を恐れ、何事もないまま嵐が過ぎ去る事を待っている…。 こうした人間の事なかれ主義は、ますます冷たい社会に冷気を呼び寄せる罪を犯しているのです。 人間社会に心の交流が難しくなってきた背景には、こうした個別意識に固執する核家族化がありました。 家族内での助け合いが有り得なければ、隣人同士の助け合いなど眼中にもないでありましょう。 他人は他人と割り切る事が大人の態度ではなく、悪事を平気で行う罪人を放置するものは、悪事に苦しみ怯える被害者からすれば悪人の共犯者に等しいのである。 悪事を重ねる闇人間たちは、無関心の傘に隠れて悪事を繰り返すのです。 たった一人の無関心でも、不特定多数の無関心人間が集まれば、その社会は秩序崩壊の果てに混沌社会を形作ります。 法規制(採り決め等の社会ルール)を話し合っても、固執者たちは個人の利益に反するものは頭から排除するでありましょう。 つまり個別意識固執者たちの興味関心事は利害に絡む事物に集約されている。 その間隙を抜けて繰り返される悪事の数々はエスカレートするばかりである。 もはや無関心の罪は凶悪犯罪や組織的破壊工作に繋がる大罪予備軍に該当するのであります。 人として行ってはいけないものが社会に氾濫している事実から目を背けず逃げ出さず、人間としての知恵を駆使して悪心を改めさせる改善策を地道に打ち出して行かなければならないのです。 その最先端に当たるものが皮肉にも個別意識を与えられた貴方たち一人々々の善なる心であります。 |