083  宿命は過去世からの贈り物 

 

環境や境遇に込められた真理を見付け出すことに成功するなら、人生を左右する宿命をも克服することが出来るはずである。

宿命とは魂に宿る命であり、これの正体は前世から引き継いできた魂の傾向性であります。

魂の傾向性は一日や二日で作られるものではなく、長い年月を掛けて繰り返し記憶に叩き込まれた経験の蓄積なのです。

この蓄積は善悪に関わりなく、同じ習慣を日々繰り返すことで魂の質(品格)が良くも悪くも心に取り込んで固まった集積念である。

自らの意思で積み重ねた習慣なので其れ相応の実績があるのです。

こうした魂の傾向性を変化させることは難しく、むしろ馴染みの魂の傾向性(自己内部衝動)に付き従うことが楽な生き方であることは想像に難くないでしょう。

自然の流れに任せた方が落ち着くところに魂も落ち着くのである。

しかし落とし所が悪意に満ちた思考回路であるなら、勇気を持って魂の傾向性を変えてゆかなければならないのです。

悪しき習慣が魂の傾向性として人生に悪影響を及ぼしているなら、その後の人生では良き習慣を地道に積み重ねる以外に道はないのです。

心に染み付いた悪しき習慣は簡単には拭い去れない…。

心のシミを見た目だけ隠さんとシミの上にペイントをしても、それは霊界から眺めたなら恥の上塗りをしていることが丸見えになっています。

虚飾で隠した罪穢れは、やがてメッキが剥がれるように悪態が顔を覗かせるのです。

悪しき魂の傾向性は心の内部から抑圧となって威嚇してくる。

その威嚇に不安や恐怖を募らされて、悪しき慣習を更に積み重ねることになるのです。

強き意志は善なる習慣を積み重ねる為にあるのであり、邪な誘惑に打ち克つ為に強き意志が必要になるのです。

そうして良き習慣を地道に積み重ね、それが善なる魂の傾向性にまで高まったなら、その魂の傾向性は転生輪廻を超えて来世の貴方を手助けする、有り難い宿命(送り物)になるのです。

今また繰り返しますが人間の命は永遠に生き通しの生命である。

宿命に怯えながら生きることを止めて、自らの意志で宿命(魂の傾向性)を変えて行く努力精進を、小さな歩みで構わないから今直ぐ始める貴方であれ…。

それが数千年周期でアセッションが叫ばれる時代(現代)、総ての人間に開示された霊性を磨く唯一の道であります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】