102  過去の自分を掴み取れ

 

運命は貴方の未来に立ち塞がる障壁ではありますが、その正体(本体)は貴方の過去に主原因があるのです。

何らかの障害が目前に現れるのであれば、その障害を呼び込む因種が自分の心の中にも存在するのであります。

原因を追求して現状把握しなければ、障害の主原因は心の中に残されたまま、第二第三の同質障害を差し向けてくるのです。

障害の御大将(主原因)を倒さなければ、主原因は繰り返し手先(障害)を転写してくるのであります。

小手先で露払いを繰り返しても一向に止まるところがありません。

やはり矢継ぎ早に攻め立ててくる障害の本丸(主原因)を的確に攻略するべきである。

つまり本当の敵は闇雲な将来(環境境遇)にある訳ではなく、自己自身の心の狭霧の中に身を隠して居るのです。

本当の敵は本能寺にあり。

しかも最も自分が他から触れられたく無いコンプレックスの中に潜んでいます。

己心の魔の正体は、コンプレックスで人知れず歪められた魂の傾向性であるのです。

すると全ての責任を他に転嫁していた今までの自分が恥ずかしく思えてくるはずです。

そこに本当の自律調整が始まり、本来の神の子としての自立(自覚)が深まるのであります。

運命の克服は反省回顧なくして有り得ません。

しかも上っ面な自己反省のみではなく、魂のルーツを辿る人生回顧が必要不可欠になります。

大悟を得られた偉人(人類の聖者)たちは、魂のルーツを辿る心の旅を行なっております。

未来を開く夢追い人たちは、必ず一度は過去への旅立ち(反省回顧)を行なっているのです。

自らの足取りが偽善であるなら根本的な悔悟を要するのです。

少なくとも時折り立ち止まり脚下照顧して現状把握(立ち位置の確認)をする貴方であれ…。

自分だけは間違いないと豪語すること自体が、既に大きな間違いを犯しつつあることに気付くべきであります。

本来は完璧な人間など一人も存在しない。

肉体を纏って地上に降りた時点で完璧主義は捨て去らなければならないのです。

地上世界に生きる上で人間としての謙虚さを失うことは、全財産を失うよりも大きな痛手となるのであります。

これは霊性の高低に関わりなく全ての人間に重要な心構えである。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】