107 現代病の主原因は何か…

 

近代に流行しつつある数々の受難は現代病としての特徴がある。

かつては病名すら無かった病が大流行する背景には、現代人特有の共通概念が存在します。

現代病は元を辿れば全て心の病であり、その根底にある主原因は過敏症であります。

何に対する過敏症かと言うと、物質文明(物質肉体世界)の感覚に対する過敏症である。

その軸にあるものは自己感覚であり、自分自身の思い入れや思い込みが心の中に累積して、固まった観念は思いの性質なりの磁場(磁石的吸引力)を創り出している。

その心的磁場が同質の境遇を呼び込んで、同類項であるからこそ過敏な反応が心身共に現れるのであります。

それが現代病として現れたのが花粉症やアトピーなどの過敏症状であり、病気に対する不安恐怖が過敏に呼び込んで現れる癌病や肺病などの病であり、過敏な心の歪みが誘発する風邪などの体調不良。

全ての病は心の中にこそ主原因が潜んでいるのです。

この心的過敏症は病気のみに収まらず様々な人間関係にも作用しています。

人知れず心に抱く歪んだプライドが過敏となって、まるで腫れ物に触られたような痛みを感じて激昂する人が後を絶ちません。

過剰な反応を見せる現代人は操作不能の心的過敏症を患っている。

一昔前なら一握りの人が精神異常者として扱われたものですが、現代の街には心的過敏症者が溢れて何時の間にか市民権を得ているのです。

社会に精神異常者の方が数を占めれば、資本主義社会では立派な市民権を得るのです。

心を見失った罪作りの黒幕(大罪人)や凶悪犯罪者ほど名誉毀損を叫ぶ矛盾。

悪事を晦ますための逆告訴や非難中傷合戦。

人間社会には過敏な反応で起きる事件や事故が増え続けている。

ほんの少しの忍耐があれば避けられた事件事故が多いはずです。

あと少し辛抱が出来れば避けられた自殺や殺傷が多いはずです。

過敏な心を制御不能なまま生きる危機感は現代人に芽生えないのでしょうか。

心的過敏症がいけないのなら鈍感になれば良いと言う人も出てくるでしょうが、過敏も鈍感も極論に過ぎない事実を忘れてはならないのです。

現代の人々に必要な心構えは、過敏や鈍感に片寄らないように自律(心的制御)する人徳である。

心の暴れ馬は他人任せでは乗りこなせず、自らの徳性で心的制御(手綱捌き)する人徳を磨かなければならないのであります。

 

 

 

35 霊性開示 【受難克服編】