010 創価力

(黄金律金剛力)

 

最後に人間力の原点と言えるものが創価力であります。

地上世界に現存する力の原点は、精神世界を超越した実相世界に帰結します。

力の強さ弱さを比較するのは相対の世界である現象世界での評価であります。

実相世界は相対化が薄れ、一元的な根本理念に集約した光明の根源世界であるのです。

物理的な形態を持たない理念の世界には力量の強弱は意味を持たないし、比較対象が無いからこそ力量の優劣大小高低などを競い合う必要も無いのです。

力量の比較対象が無ければ争いは起きようがなく、闘いが無ければ嫉妬怨恨などの悪感情も沸きようが無いのであります。

これが金剛力と言われる神仏の本来の力であり、対象を捩じ伏せるような威圧とは程遠い実相力であります。

本来の金剛力が地上世界にまで降り注いだなら、ただそれだけで争いは無くなり、力比べは意味が無くなり、力量の強弱は影を潜め、悪意悪念は改心して自ら心の浄化に向かうのです。

この本来の金剛力は実相世界の魂心境に達した方々しか扱えない神仏力であり、間違っても地上世界の物理的な力量では発揮出来ない力なのです。

こうした金剛力が最大最高最深の絶対力で有り得る理由は、針の穴に糸を通すが如くの絶妙な黄金律が保たれているからである。

つまり大調和を無限永遠に維持継続する神秘なバランス感覚で、一面にして多面、最古にして最新。

存在形態の中で認識しないものは一つとして無いのです。

ようするに解決しないものは皆無であるからこそ実相無尽の黄金律金剛力であるのです。

人間の浅ましい知力が恥ずかしく思えるほど、無限大の絶対力には制限がなく極みもありません。

力量による国造りが天下布武の旗印によって現代も追い求められているけれども、有限世界の力の倫理は、無限世界の金剛力には足下にも及ばないのである。

物理的な力による統治では本当の世界平和は決して訪れない。

民主主義に見られる多数決の票数力でさえも力量の倫理に他なりません。

正しい人間力は金剛力に向かわなければならない。

それを実現ならしめる為には、適材適所でのバランス感覚を磨かなければならないのであります。

それでは次章より様々な人間力の詳細を語ることになりますが、新創世記の霊性開示が説かれる21世紀は、後の世では魂の黄金期であったと囁かれる時代であります。

霊性を閉ざしたままでは決して理解出来ない黄金律金剛力を、貴方たちには少しでも深く悟得して致だきたい。

どうか我を放ち慎ましく謙虚に学びを深めて致きますよう御願い申し上げます。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】