|
016 悪心が欲しがる物理的力量 |
|
力の倫理に依存する人間には心の中に悪意悪念があります。 その悪意悪念の磁力に引かれるように悪霊悪魔が心の中に出入りするのです。 そうして彼ら(悪霊悪魔)は憑依した人間に物理的力量を使わせるのです。 なぜ悪心が物理的力量を欲しがるのかと言えば、悪霊悪魔の住処である地獄世界は我欲の思念がスモッグのように誘発して厚い黒雲を作り、神界霊界から降り注ぐ光明が射さない暗黒世界になっているのです。 しかし彼らも生命体としての魂を持っている以上は、何処かから活動エネルギーを得なければ魂は苦しくなるのです。 その魂の活動エネルギーを手短な所から搾取する為に、彼らは霊体でありながら地上世界に躍り出て、人間社会から誘発する悪意悪念を餌にしているのであります。 その為に敢えて地上世界を混乱させ、五毒に深酔いさせて人心を迷わせ、彼らの活動エネルギーを量産させるのである。 その時に地上人間に精神的力量を抱かせると魂が生長して、人間は徐々に悪意悪念を放棄し始めるのです。 そうなると彼らにとっては死活問題である…。 その為に憑依する人間には安易に物理的力量を与えようとするのであります。 物理的力量は現実問題として目で見える形を示しながら結果を出してくれるのです。 本来は目に見えない精神世界にこそ力の源泉があるにも関わらず、心の詮索探求を排除させることで現実視感に傾倒するように仕向けるのであります。 従って悪霊悪魔に憑依された人間は現実問題のみしか見えなくなるので物理的力量にのみ依存するようになる。 こうして地上人間は自らの魂の故郷を益々忘却の彼方に押し隠してしまうのです。 このような悪しき魂の傾向性を抱かせられた人間が迷妄者として、恰も常識人の振りをしながらゾンビのように地上を徘徊するのであります。 物理的力量には物理的な根拠があり、現実的な比較や差別を明確にする力の倫理が存在します。 この事実は地上世界の共通認識として否定の余地はありませんが、人間の魂は霊界にも属する(むしろ霊界が本体である)ため、霊的世界の実相真理を心の中核に堅持して、物理的力量さえも凌駕する精神的力量を発揮しながら、人格を高め徳性を深める努力精進を積み重ねる必要があるのです。 |