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031 ピラミッド型組織の崩壊 |
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組織の中での上下関係は自分と他人との違いだけでは二次元思考の産物である。 権力の有る物が非権力者を従える構図は現実世界の形態の識別である。 これの一段階次元を上げた構図がピラミッド型組織であります。 ピラミッド型組織は三次元思考の産物であり、地上世界にマッチした安定型組織の原型になっています。 それは富士山のような姿形が最も安定感のある美しさを醸し出しているように、ピラミッド型の四角錐組織は大地(環境)に対してドッシリと腰を落とし、多大な下層部が希少な上層部を安定した佇まいで支える構図になっています。 このピラミッド型組織が現象的力量に頼るだけなら、個人の主権や自己主張などで組織内の結束は保てなくなるのです。 現象的力量には減衰があり終息があります。 実力優先だけを表面に出せば、自己都合の我儘を行使する為に外形だけを整えて過剰な自己表現(自己主張)に走る人間も出てくるのです。 我の強い者が力量を誇示して頭角を現す組織になってしまうと、魂が我欲で重黒く凝り固まった迷妄者が誤って上層部に座ることも有り得るのです。 自然界の黄金律は重きものが下に降り、軽きものが上に向かうのであり、全ての現象的力量は自然界の法則に従って常に安定を求めるのであります。 そうであるにも関わらず、未だ魂の重苦しい者が上層部に座れば、組織全体の力量(質量)バランスが崩れるのです。 頭が重ければ安定感がない状態であり、それを支える下層部は大変な苦渋を味わうことになります。 ピラミッド型組織となるとトップに近いほど少数となるため、重苦しい迷妄者の自己主張を諌められる人間も少なくなる…。 つまり迷妄者が上層部に座ると独断偏見による強権を振り回すことになるのです。 それは刃物の扱い方をよく知らない人に鋭利な刃物を自由に使わせることであり、忍耐の定まらぬ人間が感情的に刃物を振り回せば、周囲に怪我人が絶えない状態に陥ります。 こうした現象的力量を振り回す迷妄者を諌めるものが精神的力量でありますが、徳力(精神的力量)を有した人材が少ない現代社会には、権力を振りかざす迷妄者を諌められる人間は、最初からピラミッド型組織には近付かないのであります。 |