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034 陰極陽極の役割分担とは |
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霊性マスターが常に心掛ける基本姿勢は総我力であると語られました。 この総我力を発揮する為には自我力を行使する個人々々の現状把握が必要不可欠であります。 周囲の人々の現状把握を正確に掴む為には、霊性マスター自身が自らの魂の傾向性を熟知している必要がある。 色眼鏡(既成概念)を掛けたままでは正確な配色(現状把握)が識別出来ないのです。 常にクリアーな精神を維持継続する為には日々の基礎研鑽を積み重ねるしかありません。 脚下照顧を忘れず反省回顧を怠らないこと…。 これが霊性マスターの基礎研鑽でなければならない。 そのために高徳者ほど個人的な精神修養を持ち合わせています。 自らの心を顧みる時間を日々の生活の中に取り入れているはずであります。 そうした霊性マスターが心掛ける総我力は、個人々々の自我力を正確に見定め、夫々の個性が善良な姿で力量を発揮出来るように導き育てること…。 この教導が本人にも分からない間に進められているのです。 自我力を行使するものは時に自らの力量に溺れ、横暴な振る舞いに陥ることがあります。 もともと優秀な人材であるからこそ自らの力量を過信すると傲り高ぶることになるのです。 そうした歪みつつある自我力のプライドを傷付けることなく、絶妙な軌道修正を影に日向に行なう技量こそ霊性マスターの総我力である。 こうした総我力技量を霊性マスターが正しく行使出来る理由は、徳性求道者に相応しい脇役型人生観を堅持しているからであります。 主役に拘る人間の自我力を尊い個性と認めて、その個人的力量が最も輝く良き方向に誘導するのが霊性マスターの天職である。 様々な個性は天意(実相理念)に照らし合わせれば、大きく分けて陰極と陽極に分けられるのです。 個人の力量(自我力)には得意不得意がある…。 その得意分野を善良な姿で発揮出来るように補佐するだけで、個人の力量は飛躍的な魂の生長を果たすのであります。 つまり霊性マスターが行なう陰極陽極の役割分担は、自我力を純粋個性に里帰りさせる作業になります。 魂の原点に至った個性体は自らの使命役割を正しく見い出して、主体的に運命の扉を開いて行くのであります。 |