055 忍耐の極致は永遠無限

 

此処まで忍耐力について幾許かの説明をしてまいりましたが、忍耐には持続が必要であります。

耐え忍びは精神力の持続である。

単発の其の場凌ぎでは忍耐力は身に付かず磨かれないのです。

一つの目的目標に人間が立ち向かう時に、最初は足止めをするような外障害が起きてまいります。

この外障害は自身の心の現れであり自戒作用でありました。

心の整理が多い人ほど外障害も多く出てくるのです。

そうした時に外障害の多さに溜息を吐いて憂鬱な気持ちにも成りがちです。

あと少しの辛抱(忍耐)で克服出来ると心に制限を置けば、その辛抱は苦痛になり足枷になります。

あと少しの辛抱では、やはりあと少しの辛抱しか耐えられないのです。

そうした微妙な心に焦りや苦痛を感ずると、忍耐という強制に対して奴隷(囚われの身)となってしまいます。

徳者として忍耐力を磨くものは心を解放するのです。

そこに制限を持たないからこそ、忍耐力は永遠となり無限となります。

こうした制限のない徳積みは次章(霊耐力)でも語られますが、悪しき憑依霊の克服に役立ちます。

有限の物質世界で完結させんと企てる魔の手を掻い潜って、向かうべき場所(辿り着くべき理想)は永遠無限なる創造主の慈悲慈愛である。

時間も空間も超越する意識には魔の手も取り付く隙がないのです。

忍耐の極致は永遠無限である。

そうした心境に達した者こそ本物の天才であります。

生まれながらに才能を有する者が天才ではなく、自らが選んだ道を永遠無限なる大道として努力を持続することが出来る意識こそ、天才児が心の中に有する魂の傾向性であります。

忍耐力の高揚には持続が必要であり、克服力(リカバリー精神)を高める為にも持続的意識がフォローとなって後押ししてくれるのです。

心に制限を持たないからこそ小さな障害が気にならないし、大きな外障害にも怯えることなく立ち向かうことが出来るのです。

どうか貴方も忍耐力を磨いて下さい。

時を限らず場所に拘らず、何ものにも囚われない忍耐力は最強のアイテムになることでしょう。

これが力量の倫理を克服するための漏神通力に繋がる基礎精神でもあります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】