062 小手先に頼らず忍耐を磨け

 

悪霊に憑依されるたびに霊能者を頼ることは、自分の人生の主体性を放棄することと同じである。

もちろん自己自身の力量が軟弱な間は誰かに助けを求めるしか手立ては無いが、苦しい渦中を少しずつでも克服することで、自己自身の精神力を高め強める努力精進も必要であります。

霊能者のような技巧的な霊祓いは難しいとしても、個人的な工夫で気分転換をしたり意識改革をしたりして、悪霊悪魔の精神錯乱を擦り抜ける方法もあるでしょう。

考えられる凡ゆる方法を駆使しながら憑依霊を避ける手立てもあるでしょう。

しかし人間には慣れというものがあります。

最初は目新しい対策で意識改革の気持ちも強かったが、何度も同じ方法を行なう内に、慣れ親しみは単なるルーチン作業となって心が伴わなくなるのです。

そうなると小手先の対策が全く効果を現さなくなる…。

そうした時の為にも耐え忍びの精神も高め強めておくべきなのであります。

憑依霊の内部抑圧(欲望願望増幅圧力)をグッと耐え忍ぶ心を磨くことです。

これは一度に強靭な霊耐力を身に付けることは難しいが、徐々に耐力を高め強めることは出来るはずです。

目先の時間や日数を区切って、その日時までは何とか我慢してみることです。

そうなれば小さな達成感が一つの成功例としての克服体験となるのです。

そうした克服体験を一つでも多く積み重ねることで、その経験値が魂の傾向性(克服力)として育まれる。

そうして霊耐力(耐え忍び)の精神が高まり強まれば、自身の力量だけでも悪霊悪魔の精神錯乱を弾き返すことも可能になります。

小手先の技巧が不必要だとまでは言い切れませんが、精神力の高揚は悪意悪念を寄せ付けず、悪霊悪魔を弾き返す金剛力を発揮することも出来るのであります。

もともと人間の生命は創造主の霊質を継承しているのです。

邪な悪意悪念を常駐させたのは人間の心の迷いでありました。

心無い言葉や思いも寄らぬ衝動が浮かんでも、その言動(悪態)を行なうか行わないかの選択肢は常に自分にあるはずです。

強い脅迫観念が心の中から突き上げて来ても、人道的な判断で正しい行動理論を自発的に選択することこそ、高い徳性に繋がる人格形成となるのであります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】