065 想像のポイントは着眼点にある

 

人間には創造する力があります。

大神の創造は瞬時に完成を現します。

想念即実現…これが創造主の創化作用である。

それでは地上人間の創造は如何なるものであるか…。

人間の創造は常に想像から始まるのであります。

想像とは即ち想い描きである。

一粒の種を大地に植えたら如何なる花が咲くであろうか…。

そこに個人的経験値が付加されて想像形態も変わってくるのです。

小さな花を想像する人も居れば、大輪の花を想像する人も居る。

一輪のみの花を大切に想う人も居れば、見事に繁茂した花園を描く人も居る。

想像する能力には個人的な実力の差があります。

想像力も人間の能力としては立派な力量の一つであります。

磨けば何処までも力量を増して、その行く末は新時代を築き上げる力さえ秘めています。

その反面では悪しき想像にも利用される諸刃の剣でもあります。

他人を傷付け他国を攻撃するような計略にも想像力は悪用されがちである。

つまり想像力は扱う人間の品格に作用される。

想像力そのものも本来は価値中立的力量であるからです。

そうなると想像力の何が価値観(善悪)を分けるのでしょうか。

それは一重に本人の着眼点にあるのです。

何を基準にした想像形態であるかは大きな問題であります。

利得利権の為の想像なのか、利他共助の為の想像なのか…。

この違いは想像形態に天地ほどの違いが出るはずである。

前者は自分だけを守る為に資源を武器や兵器にまで変えるでありましょう。

後者は社会を潤す為に危険な原子力でさえ平和利用するでありましょう。

また着眼点を遠い未来に置ける者は数限りない選択肢が発想されるが、着眼点を目先にしか置けない者は貧困な発想しか思い浮かばないのです。

想像力には時間と空間が必要不可欠であり、利己心は時空間の余地が狭いのであります。

当然の話で利己心者たちの想像力も枯渇するのである。

これが現実主義者を刹那に陥れる罠にもなるのです。

反省回顧にも想像力が関わってくる。

想像力が貧弱であると自己反省は縁遠くなります。

それは自分の事(立場や状況)しか考えないから思考が反省にまで至らないのであります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】