069 悪しき想像形態を駆除する勇気 

 

常日頃から心に多く思い浮かぶものは、その思いに何らかの興味関心が片寄る魂の傾向性があることを意味しています。

興味関心にも様々な種類があり、心地良いものや特別な好意に対する想いは興味関心であるが、それとは逆に気持ち悪いものや不安や恐怖に対する思いも興味関心になるのであります。

嫌いなものでありながら心の中を支配する思いが沸いてくるのは、嫌悪を抱く思念と同質の魂の傾向性が自己自身の内にも存在することを物語っています。

嫌いなものが寄り付くのは、嫌いな対象が好む何かを貴方の心が有していることを教えている。

飛び交う蝿は払っても払っても近付いてくる…。

それは蝿などの害虫が好む餌が其処にあるからであります。

臭いものに蓋をして放置していると、その漏れ出る臭いに誘われるように害虫が集ってくる、

害虫にとっては命を繋ぐ絶好の餌であるからです。

魂の傾向性の中に問題点を抱えたままでは根本解決はしないのである。

何も思わなければ良いのかと心に蓋をしても、魂の傾向性は内部からの抑圧となって漏れ出るものなのです。

その漏れ出る不快な思いは物理的な自我我欲であるほど強烈な臭いを放っている。

その強烈な臭い(悪意悪心)に誘われるように害虫(悪霊悪魔)が集ってくるのです。

魂の傾向性の中に害虫が喜ぶような悪意悪心を何時までも持ち歩かないことです。

しかし残念ながら人間は悪習慣を断ち難い生き物でもあります。

それこそ依存心は強烈な習慣化を強いる脅迫観念となって、本人の改心を強烈に邪魔立てしてくるのであります。

この脅迫観念に何とか打ち克たねばならない。

正しい想像力は間違った悪意悪心を宣り直す(改める)力がある。

悪しき想像形態を心にブラ下げて歩いていると、その的(悪意悪心)に毒矢を放つ悪霊悪魔の餌食にされるのです。

悪しき想像形態は慣れ親しみが深くとも駆除する勇気が必要であります。

長い年月を掛けて積み重ね植え付けてきた悪しき魂の傾向性が、そんなに単純な気持ちで拭い去れるものではありません。

そこには根気と勇気を掛け合わせた善なる習慣化として、一つずつ心を浄化する努力を要するのであります。

それまで心の呪縛(執着)となっていた要因を解き放つ手立てを地道に進めるしかありません。

正しい解除力を身に付ける為には日々徳性を磨く必要があります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】