074 生命に具わる自然治癒力

 

生きとし生けるもの在りとし在らゆるものに宿る生命は、精神世界の奥底から溢れ出る生命エネルギーに生かされ満たされています。

生命そのものが躍動するエネルギー体であり、停滞を嫌う活動エネルギーでもあります。

物質世界に存在する全ての物理体は、生命エネルギーを体内に通しながら、物理体が有する個性ある働きを果たすのであります。

人間も地上世界に存在する物理体(肉体)の中に生命力を通して、肉体生命の成長と健康の維持継続を果たすのであります。

人間にとっての不健康は、生命エネルギーの噴出口なる生命の聖泉に蓋をして、肉体の活動エネルギーとなる生命力の無限供給を自ら断つ愚行である。

枯渇した心を潤す聖水が無くなると、物理体である肉体は疲労困憊するより道はなく、その代用を現象世界の食物摂取で全て賄うことになります。

人はパンのみで生くるにあらず、生命によりて生くるなり…。

如此に聖言は語りたもうのであります。

本来は生命力にて人間の肉体は維持継続されるのであるが、地上世界の人間社会には心の聖泉に蓋をする事物が多過ぎるため、自家発電としての食物摂取に頼らざる負えないのです。

心の奥底から生命力が溢れ出せば肉体は活気凛々となり、病は癒され苦痛も遠のくのです。

肉体に具わる自然治癒力は内なる生命力の働きによって果たされるのである。

その生命力を枯渇させて、肉体を外部から切り貼りするだけでは、肉体蘇生は叶わぬ夢で終わるのです。

例えば大怪我を負った人が優秀な医者の外科手術を受けて傷口を綺麗に縫合されたとしても、その縫合の内部で肉体組織を蘇生させているものは生命力の自然治癒力であります。

この自然治癒力をこそ活性化させなければ、肉体蘇生は遅れるどころか手遅れになり兼ねない。

だからこそ蘇生力を高める必要があり、生命力を強める必要があるのです。

現代の人間社会には様々な葛藤が渦巻いております。

心を見失った迷妄者たちが我欲の強さを虚しく競い合っている。

我の強い者ほど多くの実権を握りたがり、彼らの遣りたい放題したい放題の影で軟弱な人間が被害に遭っている。

迷妄者たちを諭すことは誠に困難であり時間も労力も掛かります。

せめて不当な扱いに失望せぬように、自らの内なる生命力を強めながら蘇生力を高める必要がある。

外部からの痛手に精神まで萎えさせぬように、心の内なる生命の聖泉に蓋をせぬ工夫を心掛ける必要があるのです。

蘇生力は萎えかけた命に再び活気を呼び戻し、取り巻かれた不幸観念を力強く放逐する気力を弾き出させるでありましょう。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】