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092 仁徳の力 |
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地球史を紐解けば、智恵も愛も正義も説かれ、希望も勇気も反省も説かれ、思想も哲学も宗教も説かれ、それらを包括するかのように後から科学が発展してきたのが地球の歴史であると言うことでありました。 様々に輝ける真理が同時代に混在するからこそ、何方の真理が正しいかで揉めることもありました。 また同じ真理を求めながらも手段方法の違いで争い合った歴史でもありました。 何が一番正しいのか、何れが最も優れているのか…。 それを突き詰めるなら総てが正しく、総てが優れているのです。 ただその正しい真理を適材適所に使い分けることが重要であり、ピンボイントに力量を発揮することが大切なのです。 人間が若い内は迸るエネルギーを無駄に使いがちではありますが、様々な学びから得た智恵と教訓を自身の徳性(正しき魂の傾向性)に変換して、人生の水先案内として活用するなら、それだけでも立派な徳力を育むことになるでありましょう。 徳とは行ずる十四の心と書いてある通り、実践してこそ身に付く精神的力量であります。 しかも徳には十四の心(徳性=理念)があると言うことです。 その中でも中核に値する徳性は仁徳である。 仁とは天理(精神的力量)と地理(物理的力量)を人為的に使い分ける品格であり、ここには多くの経験値を貴重な智恵と教訓に変えられる人格(徳性段階)が、個人的な力量として現れてくるのであります。 それが具体的な徳性具現力となって築かれ磨かれ積み重ねられて、高徳者としての魂の傾向性が構築されるのです。 高級霊界の神々が魂の本質を失落させない理由は、末永き転生輪廻の過程に於いて、善良なる人生(霊界では霊性)を地道に積み重ねられた結果である。 善き仁徳を心掛け実践を重ねた結果が高級霊界の神格となって輝いて居られるのです。 努力精進なき者には決して届かない徳性具現力を有して、高徳者たちは地上世界で人類救済の神職を担って居られるのであります。 人類にとって徳性具現力は精神的力量としても要になるでありましょう。 仁徳を高めれば混迷する人間社会を正しい見地で説明する立場に立つことになります。 その透徹した鳥瞰図は、実相視観・霊的流動視観・現象視観を総て踏まえた徳性具現力に該当するのであります。 |