093 新生の力

 

徳性具現力には十四の力(理念の力)が具わっています。

遥かなる実相世界(高次元神界)には十の理念が精神的力量の源泉として控えて居りますし、その十の理念が地上世界に現象化する際に、また地上世界から実相世界に魂を昇華する際に、個生命たちを護り導く四つの具体的理念が精神的力量の源泉として控えて居ります。

十の理念(仁徳・新生・優美・勇気・判断・継続・探究・信念・秩序・感謝)は主に霊的空間軸を司り、四の理念(積極・融和・調和・謙虚)は主に霊的時間軸を司ります。

仁徳は中心核に該当するため霊的空間軸にも霊的時間軸にも精神的力量を発揮する重要な大黒柱(中心柱)であります。

生命が魂の原点を取り戻して神の子の自覚を深めながら、創造主の御神体でもある慈悲慈愛を力量発揮する過程で、常に一体となり時に背中を後押ししてくれる精神的力量が新生の力であります。

迷妄者が新生の局面を迎えることは原子分子の的を射抜くが如く難しい事実であるが、神の子の自覚を深める徳性求道者には容易く廻向を迎えられるのが新生の局面であります。

なぜなら神の子の自覚を深める者は自らの心の歪みが良く分かりますし、些細な汚点にも気付き易いのです。

迷妄者は汚れた心に新たな汚点が付いても気付かないが、徳性求道者は日々心の清掃浄化を行なっているため、小さな汚点でも気になるのです。

そこに汚点の拭き取り作業が自然に行なわれ、それが当然の如く心の清掃浄化を怠らないのである。

こうして新生の局面を迎えるためには反省回顧が必要不可欠になるのです。

元気な子供が遣りたい放題したい放題に遊び回って泥だらけになって家に帰ってきたなら、それを迎える両親は直ぐさま衣服を脱がせ身体を拭かせてから居間に寛がせるでありましょう。

心の中が汚れたままでは実相世界は元より霊的世界にも入り辛くなるのです。

そのため我が身(心)の汚れを放置する者は、現象的汚泥を頑なに肯定して物理的力量に依存することになるのです。

十四の徳性の詳細については新創世記の他巻に譲るとしても、人間が見失いがちな心を取り戻して神の子の自覚を深める過程に常に寄り添い、影に日向に導き護りたもう精神的力量は、実相世界から振り降ろされる新生の徳力であるのです。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】