098 探究の力

 

人間は考える生き物である。

正しい思考は人生を開拓して広範囲の恵みを実らせる。

正確な思想は社会を構築して人間関係を円満にするのです。

緻密な思念想念は魂の力量(傾向性)となって来世以降の貴方の人生を影に日向に手助けするでありましょう。

物事の真相には何処までも奥深い心理があり、核心を貫く究極真理があるのです。

多岐に渡る問題の側面を智恵によって探り続け、解答が理念(究極真理)にまで至ったなら、その解答は人生の教訓となって凡ゆる諸問題に応用が利くものとなるでありましょう。

個別の思考能力も諦めず探求の意志を貫けば、やがて実相世界の精神的力量に繋がるのであります。

実相世界には総ての解答が実在します。

解き明かせないものなど実相世界には一つも無いのです。

仏陀の悟りは実相世界に繋がった大悟総悟でありました。

キリストの自覚も実相世界に繋がった大愛総愛でありました。

孔子の徳性も実相世界に繋がった大徳総徳であったのです。

実相世界の創価力(慈悲慈愛の光明)が現象化したなら、凡ゆる諸問題は朝陽に退く雲霧の如く、速やかに解決の途に着くのであります。

探求の徳力は個別の魂を実相真理に導く力があるのです。

人間が思考努力を放棄してしまうなら、肉体存続の為だけの其の日暮らしとなり、それこそ野山を駆け巡る動物と同じ生態系に堕してしまいます。

繰り返しますが人間は考える生き物なのです。

思考回路は創造主から唯一人間にだけ与えられた想像の自由意思であります。

この心の創化力を正しく扱うことで、人間は万物の霊長として地上を統べる任務を得たのです。

探究の力を磨いて磨いて磨き抜いて、それから得られた実相真理を人生に活かしながら、魂の生活学校でもある地上社会で仁徳を高め深めるべきなのです。

当初は自己存在の解明から始まるでしょう…。

自分は誰なのか、何処から来て何処に向かっているのか…。

目的は何であるのか…。

人は何の為に生まれ、何故に生きてゆくのか…。

魂の宝庫を紐解けば、未開の地が面前に果てしなく広がっているのです。

ここで物理的力量に依存してしまうと、現代科学の恩恵に頼れば情報は簡単に得られるし、解答も瞬時に得られる有り難い世の中になってはいますが、その安易さに魂の怠惰が根付いてしまうと、自らの意思(思考回路)を持たない形態ロボットに成り果ててしまいます。

自らの意思を持ち、自らの思考回路で物事の真相を解明することこそ、天の御親(創造主)が創み出した万物の霊長としての人間の証明(神の子の自覚)となるのであります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】