100  秩序の力

 

個性化が進む昨今、人類が忘れかけている魂の絆は、秩序という名の家族の絆であります。

人間は一人きりでは地上世界に生まれ出ることが出来ない事実。

父がいて母がいて、両親の導き出しが無ければ、地上世界に降り立つことすら出来ないのです。

この事実が人間社会に暗黙の秩序を示している。

しかも両親には更に夫々の父母がいて、悠久無窮の太古に至るまで只一人とて欠けてはならない命の連鎖があったのです。

御先祖に当たる全ての人々が、様々な尊い人生を繋いで戴いたからこそ、現在只今の貴方が21世紀に生命を得たのであります。

霊的怨念を恐れて先祖供養を勧める霊能者や、商業供養を社会に浸透させた現代宗教も勢いを見せていますが、本来の先祖供養の意義は、現在只今の自己自身の存在まで生涯を懸けて命を繋いで下さった全ての御先祖様に、心から感謝の気持ちを捧げることが先祖供養の真意なのです。

自らの魂のルーツを大切に想える者は、その想いが遥かに遠い未来にも向けられ、連綿と命を繋いで下さった全ての御先祖様の尊い生涯に報いる為にも、子々孫々にまで生命のルーツを絶やさぬよう、家庭を持ち子を授かるのであります。

秩序の元は家庭にこそあり、家族の絆は鋼鉄や岩盤よりも硬く強い精神的力量であります。

何故なら秩序そのものを地上世界に浸透させたのも創造主の慈悲慈愛の光明であり、秩序の力が精神的力量として発揮された絆の力は物理的力量に襲われたとしても、決して揺るぎない愛の絆になっているのであります。

この尊い絆(秩序の力量)は時に死をも恐れぬ愛の力を泉の如く溢れ出させてきたはずです。

可愛い我が子を身を呈して守る親心は、そのまま創造主の慈悲慈愛(神の子を大切に想う御祖神の想い)と同じ心であります。

宇宙時代を目前に控えた地球霊団も、魂のルーツに帰依した根本秩序を見直す時期に来ている…。

民族宗教や発祥文化は違えども、魂のルーツとしての人間の根本秩序は総てが同じであるはずです。

地球は一つの大家族として、夫々の個性を尊び合いながら、同じ未来(宇宙時代の到来)を受け入れなければならないのです。

我田引水の狭い了見を放逐して、遥かに遠い太古に存在したような国境を越えた真人間同志の心の交流を、そろそろ蘇らせる時期に来ていると言うことであります。

 

 

 

 36 霊性開示 【天下布武編】