017 綿津見神の分身分霊

 

渚に寄せる白波が、美しい風景を彩ってゆく…。

沖から流れる潮風が、心の岸辺を吹き抜けてゆく…。

何千年も何万年も、繰り返し寄せては返す波模様。

しかし渚を彩る白波は、常に新たな波模様であるのです。

一つとて同じ波はなく、同じ時を繰り返すことはないのです。

海原を司る海神は綿津見神であると言われています。

航海安全の神であり、漁獲豊漁の神であり、四海擁護の神であります。

人類の科学が進化発展して、最先端の科学力を有した現代科学を持ってしても、大海原の全てを解明するには、さらに何世紀も時代が進む必要があるでしょう。

現象的海原でさえ未だ神秘のベールが残されている。

霊的海原は尚更のこと、人類未踏の遠路を開拓しなければならないのであります。

大自然の大海原には大浄化作用が繰り広げられています。

それは海そのものが一つの偉大な生命体であるからです。

現象的海原には霊的な魂(海原大神霊)が宿っています。

生命体であるからこそ生命の自然治癒力が働くのであります。

例えば海難事故が起こり、船舶が破壊して海の藻屑となれば、海に不必要な塵や埃は波打ち際に押し返されます。

海中の活性化は生命体にとっては自然の浄化作用である。

この浄化作用を現幽両界に跨って推し進めるのが綿津見大神であるのです。

綿津見大神は三体(上津綿津見神・中津綿津見神・底津綿津見神)の総称であると言うことでした。

三体に岐れている理由は、夫々の御神霊に天職としての御役割があることを物語っています。

上津綿津見神は現幽両界の海面に於ける精妙化が神職であり、清らかな魂の傾向性を有する上級霊人達を実相世界に導く天命を遂行して居られます。

中津綿津見神は現幽両界の海中に於ける精妙化が神職であり、魂の傾向性を精妙化せんと努力精進する中級霊人達の守護指導する天命を遂行して居られます。

底津綿津見神は現幽両界の海底にて魂の穢れに苦しんでいる低級霊人達を、重き汚れから解放させる為の天命を遂行して居られます。

これら三体の御神職を現象化させる際に、綿津見大神は更に三体の分身として住吉大神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)を分霊したのであります。

住吉大神は宇宙浄化の大神霊として古今東西、人々の心の浄化に関わって来られた大浄化神霊であります。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】