052 理想が合えば渦潮が起こる

 

人間関係に信頼関係が育まれる為には、同じ理想の下に同じ方向へと歩む気持ちが必要です。

理想とするものが同じであれば、異なる主義主張も歩み寄る余地が生まれます。

最大のライバルとの因果関係は切磋琢磨に変わるでしょう。

より多くの個別意識を統合する為には、高邁な理想と深遠な起縁が必要になります。

人間のルーツは国籍や人種に関わらず、只一つの根源(創造主の慈悲慈愛)に帰結します。

また人間の未来は転生輪廻を超越して、唯一の真理(神の子の自覚)を実践する為に必ず訪れるのです。

刹那に向かうものは生命意識を見失った迷い子である。

我欲に向かうものは利害執着に酔い痴れた迷妄者である。

何れにしても霊性を閉ざした放蕩息子たちは、行く宛もないまま現実世界を虚しく徘徊する彷徨い人であります。

個別意識に埋没する人間が自己の権利を主張する際に、仮に団結を組む場合があります。

同意見であると一時期は共闘を約束しても、個人的な利得に叶わぬ場面では烏合の衆であるが故に、簡単に責任放棄して脱兎の如く雲散霧消するのであります。

個別意識の人間が守りたいのは自分一人だけである。

自分一人だけでは渦潮(新時代)は起きようがないのです。

現実逃避は物質文明の中でのみ起こる現象であり、霊性を開いたなら何処にも逃げ込む場所が無くなります。

霊界は高次元ほど密接な以心伝心の世界になります。

瞬時に分かり合う世界であり、お互いを生かし合う調和の世界であります。

波長が違えば同じ場所に居ても存在すら分からないのです。

そのため霊界に於いては争いや戦いが無縁となります。

一部では霊界に於いても戦いの世界が存在しますが、それは自我が色濃く残されている裏側の世界であり、または迷妄霊が犇めくアンダーグラウンド(地下層霊界)俗に言う地獄世界であります。

それでも霊界のシェアからすれば地獄世界は一割程であり、裏側世界は残りの三割にも満たない領域であります。

それぞれの世界観には大きな違いが認められるけれども、魂の本質を求める気持ちは同じであるのです。

ただ裏側世界の霊人が求める魂の本質は自己拡張であり、地獄世界の住人が求める魂の本質は我欲追求である。

霊界の大半を占める光明世界の霊人たちが理想とする創造主の慈悲慈愛は、転生輪廻を超越して創造主の愛念を手助けする使命役割に意識を融合するものであります。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】