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066 精神は心根の盾 |
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三次元地上世界に於ける言葉とは意識・発声・表情から表現することが出来ます。 発声する音だけが言葉ではなく、意識があればこその発音であります。 また発声という音だけに頼らなくとも身体の表情で意思を伝えることも出来るのです。 霊的世界では思いは其のまま行ないとなり、お互いの意思はガラス張りの如くに見えるのです。 そのため隠し事をする必要がなく互いの思いを配慮する気持ちが前面に立つのであります。 しかし三次元地上世界には様々な心境差の魂が渾然一体として共同生活をしている…。 お互いの気持ちを真正面から論じても分かり合えない状況も多いはずです。 そのため地上世界では本音と建前の使い分けが必要になっている。 心掛けが全く違っている相手とも共同生活に於いては体面上そこそこ足並みを揃えなければ生活や仕事が回っては行かないのです。 ましてや個人意識が強くなった現代では本心を隠しながら社会人としての対応が望まれています。 公私の区別は人間関係を円滑にする言葉(意識・発声・表情)の使い分けであります。 現代人(特に若者のみに限らないが…)は忍耐力が弱いが為に心の箍が緩く、溜が効かない勢い人間も増えてきました。 感情を抑えきれず直ぐさま切れる人間は問題外ですが、心の中の蟠りに悶々として、苛つく感情が怒声となったり表情に出たりしています。 余りにも自由人過ぎると社会では協調が難しく、好き勝手な振る舞いが多くなれば徐々に傍流に追い込まれてしまいます。 やはり地上世界に生きるからには公私の区別が最低限の条件でなければならない。 心の戸口に精神の盾を用意しなければ内なる感情を垂れ流してしまいます。 更に心ない人間の暴言(批難中傷)から魂を護る為の防御としても精神面を強めておく必要があるのです。 善悪渾然一体の地上世界では言葉(意識・発声・表情)を分割して心根(本来の魂)を護る為に、意識と発声表情との間に意図的な関所を設ける必要があります。 そうして時折り反省回顧しながら言葉の性質を確かめるチェック機能を自前で設置するべきです。 人間にとっての徳性とは自己チェック機能が基礎となります。 この現状把握が自前で出来なければ、やがて人間はコンピューターから隷属的立場に追い遣られるでありましょう。 |