068 個我の主張は兜

 

精神面を強化する秘訣は魂の一体化にあります。

お互いの想念を一つに融合すれば並々ならぬ自信が湧いてきます。

人は自分を信じて下さる人のためなら魂に秘めた力を発揮したくなる…。

深い信頼関係は思いの足し算ではなく、想いの掛け算となって自信が確信となるのであります。

魂の融合(結びの心)は精神の源泉を解放するための心の扉を開く鍵である。

言葉の力に神力を発揮する徳者の心根には結びの心が育まれています。

それとは逆の立場に居るのが個別分断化に向かう個人主義者であります。

何でも自分一人で行える錯覚は、個我の箱庭が此の世の全てだと誤認する処から始まります。

自分が死んだなら全てが終わりのような錯覚は我心の権化になりかけている…。

自らの意識が閉ざされたなら世界が終わる錯覚は、自己自身の意識を超えた霊世界が信じられないから起こるのです。

三次元地上世界は物質文明の感覚主流の世界観ではありますが、物質世界を超越した霊的世界の存在を自己自身の本来の魂で把握しようとせず、肉体に備わる頭脳で把握しようとしているのが個我の主張なのであります。

頭脳の機能は記憶倉庫のみではなく、精神世界の無限倉庫から数々の情報を引き出す為の検索変換機能も司ります。

小さな脳細胞に組み込まれた情報は、大きな霊界無限倉庫に実在する情報を探し当てる為の縁となる信号を発する部分であり、その霊界宝庫の扉を開かしめるものが霊性であります。

個我の主張に固執する者には霊性が何たるかを知覚することは難しいのです。

何故なら感覚を越えた感情統制が儘ならない人間は、感情を超えた感性、感性を超越した霊性などを客観視することが出来ないからである。

個我に固執すること自体が自己限定の殻を自ら固めた結果であるからです。

その頭に被った兜(自己限定の殻)を投げ捨てよ…と、古事記の神話は物語を通して語り掛けています。

自己限定の殻は言葉の力を物質化に向かわせるのです。

窮屈な言葉、融通なき主張、決め付け限定で他者を裁き、自分だけの世界感覚に周囲を引き摺り込む迷妄は、精神性に兜を被って会話の意味内容を形骸化する行為に他なりません。

兜(唯物論・進化論)を投げ捨て鎧(自己保身・自己弁護)を投げ捨て、羽織袴(利己的選択肢)を投げ捨てて、真人間として生きても恥ずかしくない人生を歩む貴方であれ。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】