073 感覚を越えるものは感情

 

力の倫理に依存する物質文明には様々な力量の法則性が存在して、そのエネルギーの恩恵に支えられながら人間社会は営まれています。

自然界に展開する風力や水力、目には見えないが万有引力、科学の力で導き出された電力や原子力など、人間社会の進化発展に貢献するエネルギーは既に身近な存在になっております。

三次元地上世界に展開する力の倫理は、秩序整然としたエネルギーが何らかの変化を果たした時に、物理的移動や科学的反応を通して現象化した身近な力量となっております。

こうした三次元の力量は科学的アプローチで人間が知覚できる存在になりました。

しかし其れ等の根源的な発生理由は現代科学でも未だ解き明かされていないのが現状であります。

万有引力は何故に地球に宿っているのでしょうか…。

分子原子のミクロの世界で物質が動いたり反応したり変化するのは何故なのか…。

現代の科学力を結集しても未だに多くの未知なる世界は開かれていないのです。

そうした未開の地に足を下ろして探究のメスを入れる為には、人類は物質文明の自縄自縛を解き放つ必要があります。

つまり霊性の扉を開かなければ、地上世界に恩恵を届ける数々のエネルギーの本質が観えてはこないと言うことであります。

その為には人間存在の本質に超入しなければならないのです。

三次元地上世界には人類の共通概念である物理的感覚があります。

この感覚が人種を越え国境を越え文化を超え時代を超えて、人と人との意識を共有するアイテムになっております。

異国との言葉が通じなくとも視覚や味覚などの五官の感覚は、翻訳など必要のない人類共通の触手である。

この感覚を越えるものが感情であります。

感情は人間の心の状態を現すための重要なアイテムで、肉体感覚と精神性とを繋ぐ意識の架け橋でもあるのです。

しかし地上世界に於いての共通概念である感覚とは違って、感情には人それぞれの心的変化があり、同じ国民の同郷人でさえ翻訳出来ない意味不明な情感が現れることがあります。

またこの感情を人間同士が理解出来ないが為に社会的摩擦が起こったり、沸き上がる感情に支配されて周囲を掻き乱す人間も出てくるのです。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】