|
083 謙虚を貫けば漏神通力に至る |
|
力の倫理に頼る者たちに足りないものは謙虚な姿勢であります。 物質世界の力の倫理は比較優越意識が遠縁になっている。 数々の不幸は他者と比べることから始まります。 そこに優越感を求め、焦燥感に苛まれ、人は比較対象との心の葛藤に身を費やして、安らぎの余地が無いまま感情に支配されるのであります。 あと少しだけ謙虚に努めれば乗り越えられた問題等もあったはずです。 もう少しだけ地道に歩めれば解き放たれた人生の課題であったはずなのです。 謙虚な姿勢を貫くためには精神力(精神的力量)が必要である。 その最たるものは忍耐力・霊耐力であります。 地獄の迷妄魔たちには忍耐がありません。 彼らにあるのは目先の欲得願望であります。 この欲得願望に心が蹂躙されるようであれば、知らず識らずの内に迷妄魔たちに心を憑依されているのです。 彼らが迷妄支配に扱うものは物質的力量である。 比較優越意識は物質的力量に意識を走らせるのであります。 そうした物質的力量を超越する為には精神的力量をこそ磨かなければならない。 此処に徳性開発の真価が発揮されるのです。 徳性の基礎研鑽は謙虚な姿勢であります。 謙虚さを磨けば数々の誘惑を振り切る勇気が湧いてまいります。 他人を説得する以上に自分の我儘を説得することの方が難しいはずです。 甘えや妥協は自己内部精神が軟弱である証拠であります。 長らく悪癖が止められないのは心の弱さを露呈している状態であるのです。 謙虚な姿勢は地道にコツコツと良き魂の傾向性を積み重ねる努力を貫かせます。 その努力精進こそ遥かなる道の向こうで漏神通力に繋がっている。 漏神通力そのものは余り聞き慣れない言葉かも知れませんが、本来の精神的力量(観念自在力)を隠しても隠しきれない徳性として、人格から漏れ出る神性が目には見えない徳の力で諸々の問題を解決するのであります。 これは人知れず陰徳を積み重ねることで人格者に必要となる強靭な精神を磨くのであります。 本来の生命力を強めることで其れ迄は肉眼には見えなかった世界観が広がることになるのです。 |