|
085 自我我欲を薄める努力精進行 |
|
漏神通力を遮るものは人間の心が抱きがちな自我我欲であります。 自分が俺が私が僕が…と、主語に我(が)が付く言葉が多くなると自我が重なり、我欲が累積して我の強い頑固な心に傾くのです。 利己心は心の根底に我欲が見え隠れしています。 これは長年に渡って繰り返し累積してきた自我の塊であるが故に、そうそう簡単に回避出来ない魂の傾向性であります。 だからと言って其のまま放置すれば、自我の塊は我欲の心を侵食させて五毒(我欲・欺瞞・愚弄・下劣・傲慢)に侵されるのです。 自我我欲の放置は危険排水の垂れ流しよりも深刻な問題であるのです。 風邪は万病の素と言われるように自我我欲は五毒の素であります。 いつも心の歪みの初期症状には自我の驕り高ぶりと我欲への自己陶酔が潜んでいます。 人間は個性体であるが故に自我を無きものにすることは出来ません。 しかし自我を限りなく薄めることは万民に可能性があります。 我欲の中に嵌まり込む人間は自我の誉れに酔い痴れている。 そうなると自己反省など思いもせず、自我の思考は自己弁護・自己優位に奔走するのであります。 こうした自我我欲を薄める為には禊祓いが必要になります。 まさに身(我)を削ぎ落とす作業を繰り返す必要があります。 自分の事ばかりを考えてはいないか…。 自分の体裁や容姿ばかりを気にしていないか。 自分の存在のみを肯定して周囲の存在を否定していないか。 自分の主張ばかりを押し通して他者の主張は排除していないか。 自分を優位に立たせる為に誰かを踏み台にしていないか。 自分だけの利得に目が眩み我れ先にと奪い合う世界は地獄の亡者が集う低層地獄世界のみである。 その亡者の低層世界に魂の傾向性が近付いていないかどうかを、時折り反省回顧する習慣を身に付ける必要があるのです。 禊祓いは行者のみがするものではありません。 人として地上に生まれたからには地層の汚濁にも戯れざる負えないのです。 心が綺麗なまま生涯を終える人など一人もいない…。 さすれば時折り身(我)を削ぎ落とし心を磨いて、魂を高貴な如意宝珠御霊(にょいほうじゅのみたま)として本来の輝きを取り戻す為の努力精進を怠ってはならないのであります。 |