089 地上人間の位置付け

 

知性の時代と言われた20世紀は過去のものとなり、人類は西暦2000年の新たなるスタートラインを勢い良く通り過ぎました。

いよいよ21世紀は霊性の時代を迎えております。

知性だけでは地上世界の物理現象のみしか説明することが出来なかったが、霊性の扉が開かれ光明の霊智が差し来れば、地上人間にも霊界の諸相が正しく把握出来るようになるのであります。

人間の命は永遠に生き通しの生命であると、新創世記でも繰り返し語られました。

地上世界で肉体を纏った数十年・百数十年の命は、肉体生命に宿った魂の人生生活学校にて、尊い学びを得る為の生涯寿命に他なりません。

本来の生涯寿命は天国にて自分で決めてくるものであります。

地上に降りて何をしたいのか…。

どの様な人生を生きたいのか…。

如何なる経験を積みたいのか…。

本人の霊性を基準にして、霊人として天国にいる間に自分で決めるものであったのです。

そうして地上に生誕すれば皆一様に赤児としてのスタートラインに立つのです。

それまでの霊性は潜在意識の中に隠されて、地上用の意識(顕在意識)を頼りに人間社会の知性を一から学ぶのであります。

しかし潜在意識に隠された本人の霊性は、時折り突き上げる衝動の様に自己自身に気付きの要素を提供してまいります。

それが各人の魂の傾向性となって道案内をするのであります。

其のまま進むと危ないぞ…とか、此の道は自分には相応しくないぞ…とか、今のまま突き進むべきだ…とか。

様々なアドバイスは本人の魂の傾向性がリアルに教えてくれているのです。

その声なき声を聞き分ける術が反省回顧であり、その魂の声(正解不正解)に従って心の浄化や軌道修正を行いながら、より良い人生を自分で選択して生きるのが地上世界(魂の人生生活学校)の真なる意義であります。

混迷する時代(現代)を選んできたのは他ならぬ自分自身であります。

刀や槍を交えるような戦国時代を選んで生まれてきたのも自分であり、何事もない平安な時代を選んで生まれてきたのも自分であり、言葉の刃が飛び交い思念の槍が突き刺してくる現代を選んで生まれてきたのも自分(魂の本体)であります。

この真実を先ず最初に受け入れなければ、これから語られる如来心には到底届かない夢のまた夢になるでありましょう。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】