105 傲慢に踊らされる現代人

 

例えば貴方が誰かの為に、自分の才能を提供する人生を生きられたなら、それだけで貴方の魂は霊光を放ち、その霊光だけでも周囲の人々が救われるのである。

例えば貴方が誰かの心の痛み苦しみ悲しみ惑いを吹き払ってあげたいと想うなら、それだけで過去の下積みが救われ、現在の足元が整い、未来は明るい希望に照らされるのである。

傲慢と謙虚…。

現代のスフィンクスの謎解きは此の言葉に尽きるのであります。

傲慢は損得感情に踊らされ、欲得願望に翻弄され、執着固着に取り巻かれ、行き着く先は失望怠惰に引きずり込まれるのです。

なぜなら傲慢は自意識過剰であり他意識過少であるからです。

これは比較対象の基準が常に自分にあると錯覚をして、自己都合優先の言動が増えるのであります。

行く末は優越感を得られなければ幸せを感じられない人間となり、利己的感覚の傾向性が心に積み重なると、他者批判や責任転嫁が多くなるのです。

口を突いて出てくる言葉は愚痴不平不満となり、人を見れば泥棒(犯罪者)と思えと言わんばかりに疑心暗鬼の思考が心に充満するのであります。

こうした疑心暗鬼の思考を餌にして近寄ってくる迷妄魔が多く、残念ながら現代人の多くは迷妄魔数体に憑依されながら社会生活を営んでいるのです。

これが身近な社会に大小の事件事故犯罪殺傷が頻繁に巻き起こるようになった、現代人の心の舞台裏(因果応報)であったのです。

この傲慢の毒酒に酔い痴れた人間は、自己陶酔に深酔いするほど自己自身の本来の姿(生命の実相)を見失っています。

そればかりか深酒に逆飲みされた酔っ払いの如く迷妄魔に完全憑依され、地獄の迷妄魔から好き勝手に操られるのです。

全ての始まりは自意識過剰に陥った心の傲慢意識が、己心の魔となって迷妄者の心の中から悪意悪念を餌として散蒔き、悪霊悪魔の類を手引きしているのであります。

この傲慢意識を放逐するためには自己反省の習慣を身に付ける以外に道はありません。

心の法則を逆手に取って、悪意悪念を抱かない為に、対象の相手を排除する迷妄者も多くなりましたが、そこにはまだ自意識過剰の傲慢意識が己心の魔として居座る限り、心の法則は更なる刺客を呼び込み引き寄せて、自己反省なき傲慢意識を増幅させられるのであります。

 

 

 

37 霊性開示 【如意宝珠編】