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005 史実に爪痕を残す捏造改竄 |
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人間の表面的な記憶量は小さなものです。 昨日に食べた料理が思い出せない人も居ます。 昨週に巡り合った人の名前が思い出せない人も居ます。 昨年に赴いた旅行先が思い出せなかったり、その目的が何であったのか分からなくなっていることもあるはずです。 目紛しく移り変わる日々の情景に追い付けなくて、山積みする目先の問題に手間取っているだけで、現代人の小さな記憶量は既にパンク状態にあります。 そうした現代人が古の歴史を垣間見る暇もなく、その正当性を論ずる余裕もないでありましょう。 もはや正当な歴史を辿ることは困難な時代になりました。 その理由は人間の自我我欲に隠されています。 都合の悪いものは隠滅し、都合の良いものだけ残してきたのが時の権力者たちの姿でありました。 数々の政争の果てに現代にまで残され綴られた歴史は、勝者側の立場に片寄った記録であります。 その記録に残された史実のみを学んで現代人は生きております。 歴史の重圧に埋もれた真実も数限りない…。 ましてや自我我欲に目が眩んだ強者たちは、自分たちに都合の良いように記録を捏造改竄したのであります。 それまで伝え残されてきた正史を焼き捨てるという暴挙に出た迷妄統治者も存在しました。 これこそ悲しむべき事実である。 スポーツ選手が新記録を出して、それまでの記録を塗り替えるような神聖な感覚は、時の強者たちには見られないのか…。 為政者は自らの主義主張を正当化するために、それまで徳者たちが培ってきた心の正史を闇に投じたのです。 都合の悪い自らの醜態には蓋をして隠し、敗者弱者の心の痛手を顧みることもなく、無慈悲な扱いを繰り返してきたのであります。 これは何も古い時代の戯れ言ではなく、現代人にも十分に当て嵌る事実であるのです。 現代人は邪まな知恵がある分だけ更に姑息な手段を講じている…。 誰にも見られなければ(知られなければ)何でもあり…と、遣りたい放題したい放題の心には、犯罪者と同じ魂の傾向性が流れています。 そうした迷妄者を含んで全ての地上人間は霊界から一部始終を見守られている。 神々は総てを知っています。 誰にも知られて居ないと思う心こそ自己限定の殻に閉じ籠もった閉鎖的な利己的感覚であるのです。 |