|
028 地上に造られた産土神社 |
|
霊人たちは自らが作成した生涯の計画を心に抱いて地上世界に生まれ変わってまいります。 自らが作成した生涯計画であるからこそ責任は自己自身にあるのです。 それを望んで生まれた訳ではないとか、両親が勝手に産み出したとか、 自らの運命を呪うような人が稀に居るようですが、本来は誰をも責められず何処にも責任転嫁は出来ないのであります。 自分の人生を計画してきたのは他ならぬ自分である…。 この事実を受け入れなければ主体的な魂修行は有り得ないのです。 産土の神々は霊界役人として地上世界に送り出した霊人たちの人間生活を霊的に手助けしています。 地上世界に生誕した霊人が霊界に残してきた人生の設計図を元に、産土の神々の霊的助力が此処彼処に見え隠れするのです。 その恩恵に感謝する場所として、地上世界には産土神社が造られています。 最初は小さな祠であったかもしれませんが、いつしか周囲の祠を併合したり、近場の名だたる神社に取り込まれたりしながら、産土神社も様々に変転したのです。 しかし信仰の対象として各地に祀られた産土神社には、地上世界に出生した霊人の魂の故郷を垣間見るような異次元空間の雰囲気を、本人には不思議な感覚として実感する何かが隠れています。 村祭りの御囃子や御輿行列に触れながら育った幾年月を懐かしむ心はありませんか…。 境内の屋台や盆踊りの慣習を懐かしく想う気持ちが湧いてきませんか…。 華やかな祭りの叙事詩に魂が打ち振るわせられることもあるはずです。 大切な信仰心が薄れてしまっても本殿に向かって手を叩き合掌して祈る気持ちは、人間の記憶の奥底に霊界に居た頃の想い出が、細やかながら蘇りつつある証拠でもあります。 産土神社の役割は地上世界に生誕した人間たちに、魂の故郷である霊界を忘れさせないことであり、同郷人としての自発的な心の交流を手助けする神職を司るのです。 出生地が何処であるか、時代背景が如何なるものであったか、家族構成や近隣住民の存在は、魂のルーツを蘇らせる大切なツールになります。 故郷を捨てた迷妄の旅人たちも、何時かは反省回顧の時間旅行をすることになるでしょう。 その時にまた霊的に導き手助けして下さるのが、本人自身の出生の全てを知っている産土の神々であるのです。 |