033 故郷への想いが大和精神

 

氏神としての神職は、総ての生命の心を太祖の精神に里帰りさせることであります。

大和国(大和精神)創世の太始に天之御中主大神を始めとして、名だたる大神霊が世界各地から日の本の国に集結されました。

そうして地球磁場を魂の故郷として遥かなる宇宙から飛来した悠久の太古を懐かしんだのです。

どの様な個性体であれ、宇宙の創造主が創られた人間であるなら、姿形が異なろうと、異質な文化を持ち合わせようと、同じ創造主の御神体から枝岐かれた人間であるなら、身近な地球人も遠い宇宙人も同じ人類である…と。

そうして遥かなる星間を渡って瑠璃色の地球に集結したのです。

こうした億年に及ぶ大神霊たちの集大成を日の本の国で結実させる為に、大和精神を旗印として大和国日本の歴史は始まったのであります。

それ故に日本神道の神々の世界は何層にも別れています。

そうして夫々の得意分野で大和国を護り導いてきたのです。

異なる文化は個別意識では潰し合いとなるが、大和精神では切磋琢磨となって生かし合いになるのです。

力を誇示するものは視点が自己中心であり、並び立つ者を外敵に見立てがちである…。

そのため自己主張が多くなり批判や排斥も増えて他者の意見を聞こうとしなくなる。

自我力の誇示は迷妄邪説(八岐大蛇)の餌になるのであります。

しかし力を奉仕する者は視点が客観視点となり、並び立つ者を同志として協調し合うのである…。

そのため自己主張が少なくなり迷心も盲信も減って他者の意見を進んで求めようとする。

自我力の放棄は人類救済(大和精神)の糧となるのであります。

現代人は魂の故郷を見失っています。

家族の大切さを忘却させる個別思想に陶酔して、人として真っ当な心を失いつつあります。

主権を欲得の権利だと誤解していませんか…。

自由を我儘の行使だと曲解していませんか…。

心を見失っている人間に反省回顧は馬耳東風の如しではあるが、失われつつある大和精神は太古の神代に立ち帰る人でなければ、本当の趣旨が理解出来ないでありましょう。

何のための個性なのか…。

誰のための人生なのか…。

此れらの解答は自由意思を授けられた人間であればこそ、魂の心境差によって様々な答えが返ってまいります。

この問答の解答者が自我我欲に片寄る者と、慈悲慈愛に片寄る者とでは、それこそ天地ほどの懸隔を見せるのであります。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】