037 合格祈願

 

人生の大きな岐路に立つ人が、心に過る不安や焦燥を払拭する為に合格祈願を行なうことは、今や日常茶飯事となりました。

特に受験生が殺到する天満宮は学問の神様として慕われています。

祭神は菅原道真公で、その魂の源流は高次元神霊世界である高天原に繋がる智慧の神であります。

神前にて合格祈願に手を合わせる受験生たちは誠に真剣な祈りを神に捧げています。

そうしてその祈願の全てが神々に聞かれています。

人生の行く末を決める大切な日(受験日)に普段の力量(学徳)が発揮出来ますように…。

これは合格祈願をする側も、祈願をされる神側も共通の願いであり祈りであります。

努力精進を重ねて勉学に取り組んだ成果が、たった1日の受験で決まってしまう怖さは、若い精神に並々ならぬ苦渋を経験させるでしょう。

しかしその成果は既に受験日には決まっていて、それまでの努力精進を現実世界に現象化させる時が受験の当日の良縁日であります。

その時に最大限の力量が発揮出来れば幸運の現象化は成就するのです。

そうした救済職務を神々は担って居ります。

あくまでも事に当たるのは受験に臨む人間であり、本人の全精神を懸けた運試しの機会に、本人の守護霊と共に寄り添う指導霊として智慧の神々は神職を発揮するのであります。

殆どの合格祈願者は神前にて手を合わせる時点で運命は決しています。

本来の合格祈願は救いを求める願いではなく、長い期間に学徳を積む事が出来た事実に感謝の想いを神々に手向けることが、正しい合格祈願の真摯な姿勢であります。

それまでに積み重ねた学徳を其のまま発揮すれば、運命の扉は必ず開くのである。

普段の努力精進に勝るものは何もありません。

積み重ねた学徳(魂の傾向性)は其のまま力量を発揮すれば裏切ることはないのです。

その前途を脅かす心の不安や恐怖は、其れ迄の努力精進の日々に感謝の念を捧げることで払拭されるでありましょう。

その機縁の聖域を提供する為に神社は現存するのであります。

何か大きな人生の岐路に立つ人こそ、感謝の念を神々に捧げる必要がある…。

結びの心は学徳を開花させる最大の心掛けになるのであります。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】