038 恋愛成就

 

地上世界に人として生まれたからには男性か女性の性別を持っているでしょう。

中には男性でありながら女性の性質を持っていたり、女性でありながら男性の性質を持っている方々も稀に居らっしゃいますが、こうした特例は又の機会に譲ることにします。

もともと一つの生命を陰と陽とに分けたのは創造主であります。

全知全能の創造主が敢えて人間を二つの性別に分けた理由は、夫々の特質を補い合い助け合いながら同じ理想に向かって共に歩む姿を良しとされたからです。

その方が生命体にとって無限なる進展と永遠なる発展が得られるということであります。

もともと完全であった生命体を不完全な姿で再出発させることで、そこに現れる不足の観念(虚しさ・寂しさ)が一つの教材(課題)となって無数の学びが現れてくるのです。

その魂の学びを一つずつ解いて行くことで夫々の魂は愛の奥深さを知り、心の多面性を知るのであります。

人間が生まれながらに幼い頃から芽生え始める異性に対する不思議な感性は、生命の創造太始から魂の奥底に刻まれた愛心(結びの心)である。

それ故に人間観の大半を恋愛感情で占められる人が多いのは致し方ない現実であります。

恋愛成就を神前で祈る人は今も昔も変わらず多いけれども、それだけ理想的な恋愛が地上世界には少ないことを意味しています。

恋は盲目(利己心)憧れの気持ちが主流を占めて、相手を求める心は思いが支配している段階であります。

愛は開眼(利他心)与える気持ちが主流を占めて、相手を配慮する心は想いが支配している段階であります。

恋は自己の都合に相手を縛りがちであるが、愛は気持ちを解するが故に相手を自由に放つのである。

つまり恋愛は、恋心(幼き魂)が愛心(魂の生長)を果たす段階に於いて、様々な人間関係を経由しながら太始の生命体に里帰りする経過を、総ての魂が地上世界で実体験している縁結びの奇跡(円…まどか)なのであります。

神社で恋愛成就を祈願することは魂の衝動でもあるから否定は出来ないが、普段の生活の中で恋心から愛心へと昇華する魂の学びも、人生の課題として前向きに取り組んで致だきたいと切に願うのみであります。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】