049 北東九宮

 

日本の地形は南北に長く、東西に広く佇んでおります。

四方八方を海で囲われ、四島(本州・四国・九州・北海道)を主島として数多くの離島を従えた島国が大和国日本であります。

その全容は神代の創成期に於いて人間の姿を模して創造され、その島国を数多の神々が様々な神職で司るように配置されています。

そうして本来は中央に神州を定めて、北東に九柱・南西に九柱の宮居を据えて、広く多くの青人草を護り導いてきたのが日本神道の随神の大道でありました。

現在の社殿としての北東九宮には駒形神社(岩手県水沢市)塩竈神社(宮城県塩釜市)笠間稲荷神社(茨城県笠間市)筑波山神社(茨城県つくば市)鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)氷川神社(埼玉県さいたま市)江ノ島神社(神奈川県藤沢市)三嶋神社(静岡県三島市)秋葉本宮神社(静岡県浜松市)…以上が北東九宮の宮居になります。

夫々の主祭神は駒形神社(駒形大神)塩竈神社(塩土大神)笠間稲荷神社(宇迦之御魂大神)筑波山神社(伊邪那岐大神・伊邪那美大神)鹿島神宮(建御雷大神)氷川神社(建速須佐之男大神)江ノ島神社(多紀理比賣神・市寸島比賣神・多岐都比賣神)三嶋神社(大山津見大神)秋葉本宮神社(火之迦具土大神)で、多大な信仰を集め広範囲から分社末社を望まれ、多くの民を見守り導いて来られた神々であります。

天の高天原(実相大神霊世界)の意向を地の高天原(諸天善神世界)を通して地域各所に浸透させることが、日本神道の随神の大道であります。

天照大御神の御意向(慈悲慈愛)が日本民族の末端にまで届くように、要所々々に光明の拠点(光の出城)を敷いたのです。

そうして各所の祭神を通して、実相世界との魂の絆を取り戻し、更に神性を深める神聖な場所として北東九宮は据え置かれたのであります。

遠くまで響く祝詞奏上、神事を執り行う聖なる空間…。

鳥居を潜って長い参道を慎みの心で歩く内に、普段は忘れがちな神の子の自覚が徐々に蘇ってくるのであります。

因みに駒形神社以北に北東九宮の該当社殿がない理由は、神代の時代には北方の極寒地に人が住みづらいと想われていたからでしょうが、20世紀を駆け抜けた現代科学は寒冷地の生活困難を科学の力で克服したのであります。

そのため現代では北方の地にも神霊縁魂が勧請され、当地の信仰心(大和精神)の拠り所として、高天原の神々の意向が降り注がれております。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】