057 八握剣(やつかのつるぎ)

 

十種神宝の中には八握剣が含まれています。

この剣は柄が八つあるのです。

もともと八という数霊(かずみたま)は末広がりで、多くの意味合いがある…という事を象徴しております。

末広がりの頂点には只一つの真理があります。

それが生命の実相(神の子の自覚)である。

総ての生命は魂のルーツを辿れば必ず実相世界の御祖(創造主)に帰り着くのです。

魂の故郷は実相世界である。

この大神理を忘却しがちな地上世界の中で、更に追い討ちを掛けるような暗黒思想に蹂躙されて、やがて人間は五毒に侵され自己陶酔に酔わされて、魂の故郷である実相世界を忘れてしまうのです。

その時に魂の忘却から逃れ出るために与えられたものが八握剣でありました。

深層心理には幾重にも階層(精神段階)があり、霊的世界は何層もの次元構造に分かれた横割りの心境差霊層になっております。

一般的な霊人たちは五次元善霊界に多く存在されますが、救世の特務を帯びた光明の天使たちは、六次元以降の神々の神霊世界から地上世界に光臨するのです。

各霊層には精神的な関門があり、霊的な努力精進が必要になるのです。

高天原(高級神霊世界)に帰り着く為には、この霊的な努力精進が必要不可欠であり、その理由の殆どは自己自身の甘えや怠慢が足枷となっています。

魂の境涯が光明の天使とはいえ、精神的な甘えや魂の怠慢に侵され心を惑わされると、徐々に冷静な判断が出来なくなるのです。

感情的に怒鳴ったり泣き喚いたり心が迷い浮世に酔い痴れたり…。

その時に本来の魂の本質を取り戻す為には、自らの甘えや怠慢を切り刻みながら本来の使命役割を遂行する気概が必要になるのです。

八握剣は外部の誰かを殺める剣ではなく、自らの甘えや怠慢を切り刻み振り払う為の剣であります。

自らの精神が弱い者は他者への心の配慮が疎かになります。

しかし自らの精神が強い者は他者配慮が効いて柔らかな心で対応することになります。

正に優しさは愛なのです。

愛は強き精神が無ければ貫けない魂の一体化であります。

その為に八握剣は自己自身の甘えや怠慢を切り刻み、失望怠惰を撲滅する為に、光明の天使たちは十種神宝の一つとして心魂に付帯しているのであります。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】