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076 信頼関係の基礎は家族愛である |
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人間関係が疑心暗鬼に彩られたなら、地上は寂しい灰色の世界となってしまいます。 人間の本質を性悪説と決め付けるなら、地上は犯罪者予備軍が群がる世界となってしまいます。 だからと言って人間の本質を性善説と決め付けるなら、個生命としての真価と生長が損なわれてしまうでしょう。 人間は本来は神の子であるが故に善も悪も成し得る自由の中で、敢えて善に生き愛を貫くことが、霊性の魂心境(人格差)を正しく磨くことになるのであります。 ここに霊格の高下、神格の高下が公平な観点から評価されることになります。 そうしてその評価は地上人間の一生のみならず、永遠の生命としての転生輪廻を超越して評価される公平観念なのです。 霊界の構成は正に平等観念と公平観念が其のまま実現した世界観となっています。 次元構想は同次元であれば総てが平等に、しかも自然な姿で展開しています。 更に霊界層は魂の心境が高まる毎に、公平な観点から高次元世界へと自然に赴くようになるのです。 こうした平等観念と公平観念が霊界秩序を厳然と実現せしめた創造主の御心そのものであるのです。 そこには疑いを差し挟む余地がないほどの信頼関係が保たれているのであります。 しかしこの信頼関係も凡ゆる霊層から数多の霊人が生誕する地上世界では、相互の価値観の違いによって難しくなるのです。 これは当然の真理であって、会話をしなくとも意思疎通が出来る神人は兎も角、常に人の幸せを願う善霊界の霊人、何時も自分の進化を目指す修霊界の霊人、魂の大安息を良しとする然霊界の霊人、更に前世で刻んできた罪深い宿業を引き摺っている霊人…。 様々な魂心境を有した霊人たちが地上世界では共存共栄を強いられるのです。 それでも大方の霊人は魂心境が似通った方々と約束し合って、同じ家族として生まれ合わせることが多く、地上世界での基礎となる信頼関係は家族にこそあると思って間違いは無いのです。 従って家族関係に信頼関係を持てない人間は、社会人としても真なる信頼関係が築き難い人であります。 どれほど多くの愛を語ろうとも家族に愛を貫けない人間は、社会人として施す愛情が自己愛となりがちであります。 家族に対する愛こそが、真実の愛へと魂を昇華させる基礎精神である。 そしてこの家族愛こそ大和精神の中核にあたる大切な結びの心であります。 |