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077 意思疎通一心同体が友愛を育む |
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家族としての愛心は生命の一体化であります。 個性としての魂は別物であっても家族の想いは切っても切れない深い絆が存在します。 その絆を魂に刻印させる為に、創造主は人間の生誕過程に生命の連鎖を繋げたのであります。 それが科学的根拠としてのDNAであり、また父母の生命分与細胞である精子と卵子の結合である。 卵胞の中に飛び込んだ精子は、卵子と結合すると旋回運動を始めるのです。 それはそこに霊的磁場を発生させて霊界に信号を送る為である。 その信号を受けて、順番待ちをしていた縁深き霊人が母胎に宿るのであります。 こうして神秘的な生命生誕過程を誰もが経過して、家族(父母)との深縁を得るのであります。 正に家族は血肉を分け合い深絆を付与し合った最良の縁者である。 後に知縁を得る友人知人たちは、家族愛とは一線を隔てた縁者であり、中には前世に於いて家族であった近親者も居るが、生命の分与で繋がった家族愛とは異なる深縁者であるが故に、その魂のルーツを互いに呼び覚ます為には、自我を放逐した心の一体化で意思疎通を計る必要があります。 友人知人たちが友愛知愛に至る為には、お互いの魂を純粋な姿に浄化しなければ、相思相愛(友愛知愛)の間柄に立つことは難しいのです。 恋愛に於いては尚更のことで、お互いが心の手に握りしめて生まれてきた赤い糸を、自我を放逐しながら純粋無垢なる魂で手繰り寄せることで運命的な出逢いを果たすのであります。 自分の要望ばかり並べ立てる自己愛求魂者が呼び込み引き寄せる相手は、やはり同質の自己愛我欲者であり、此処にも心の法則(因果の理法)が自由意思尊重の人間社会を支配しているのです。 心魂が意思疎通するからこそ相手の喜怒哀楽を共有することが出来るのです。 そのため相手にとって最良の手立てを解するからこそ、絶妙の距離間(位置関係)に我が身を置くことが出来るのであります。 愛すれば距離は総てゼロかと勘違いしがちではありますが、真実の愛は臨機応変なる距離感覚が保てる徳性(霊性)でもある。 それは相手を最も活かす愛であり許す愛でもあり、相互に無限生長する愛でもあるからです。 相手の気持ちを無視した善事は、自己愛我欲者(自己中心)の見返りを求めた愛の押し売りであり、配慮なき善事は創造主から自主性を与えられた人間に首輪を括り付けて、安全柵の中に閉じ込める行為と同じ過ちを侵しているのであります。 |