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084 祭政一致は天の高天原の大祈願 |
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敗戦後の日本が政教分離を選択した背景には、戦勝国のGHQが意図した日本弱体化政策がありました。 その弱体化政策で済し崩しにされたのが大和精神であります。 政治は宗教に利用されてはならぬ…と。 宗教は政治に利用されてはならぬ…と。 この考え方は個人主義を信奉する欧米社会には正しい見解ではありますが、日本古来より連綿と継承してきた大和精神には本来は当て嵌まらない考え方であります。 社会の最小単位である家族には高天原の神々に対する信仰がありました。 その家族信仰は先祖代々之御霊を含めた氏神信仰でもありました。 それは同時に高天原を総合的に御統治する天照大御神に対する信仰でもあるのです。 その直系氏族に天皇家(大和国本家)が大黒柱(天之御柱)として日本の精神(大和精神)を支えて来たのであります。 朝に夕に神棚に手を合わせ祈りながら感謝報恩・反省回顧に心を復命(精神調律)して、謙虚な気持ちで大和精神(結びの心)に立ち返りながら、日々各々の生業に勤しんだのであります。 そうした大和精神を家庭内で育んだ家族には自然に秩序と調和が保たれるのです。 祖先・祖父祖母・父母・長兄姉末弟妹・子孫…。 家系継承の大義に於いても夫々の役割分担(家族関係)を自然に行ずるようになります。 その姿勢は人間関係にも反映されて、社会人としての分別を弁えながら主体的に公務に勤しむ大和精神となるのです。 人のため国のため人類の幸福のために、我が身を提供し奉公する姿勢が国力の基礎(精神力)となるのです。 そうした真なる日本の国民性こそ祭政一致を正しく実現させる基本姿勢でありました。 つまり祭政一致の礎は家庭信仰で育まれるものであります。 精神教育(人格形成)の根本は家庭生活の中でこそ行われる必要がある。 しかしこの大和精神を根底から覆したのが欧米社会から流入してきた個人主義なのです。 行き過ぎた個人の主権が家庭崩壊を招いた原因であり、迷妄者大衆による利己的感覚が国家崩壊の危機を招いた原因であります。 日本人は芯から目覚めなければならない。 自ら放棄しつつある大和精神を取り戻さなければならない。 真理とは諸々の制約(固定観念)から人間を解放するものでありますが、放棄するべき制約(固定観念)は魂を物質化するような精神的縛りのみである。 従って魂を昇華させる霊性まで放棄してはならないのです。 大和精神は日本人の心であり、魂の故郷であります。 そうしてその想いこそ天の高天原の神々の大祈願であるのです。 |