087 国の為人の為

 

個人の幸福追求の為に人生を費やすなら、地上世界でなくとも霊界に居た時の方が実現しやすいのです。

地上世界は数多の霊層から様々な意識レベルの霊人が共存できる稀有な世界であります。

自らの意識では到底太刀打ち出来ないほど高貴な魂の方にも巡り会うチャンスがある…。

そのため偉大な救世主が地上世界に光臨する時代には、みな大挙して同時期に生まれ合わせたいと願うのであります。

偉大な救世主が地上世界に光臨する時代は、世が捻じ曲がり人心荒廃が進んだ迷妄時代である。

そうした難しい時代背景でしか救世主は地上世界に光臨されないのです。

そうすると各霊層から生誕された数多の霊人たちは魂が荒廃するか進化するか、大きな賭けを強いられているのであります。

誰もが自分だけは大丈夫だと安易に構えて地上世界に生誕します。

しかし過去世の魂の傾向性を熟知した霊人は、慎重な人生設計を立ててきます。

家庭環境も使命役割を遂行し易い境遇を自ら選んでまいります。

大切な機縁を得たにも関わらず、他者との境遇を比較して不足感覚に苛まれる方も居ます。

自身の環境も境遇も、魂の質を高める為に無くてはならない気付きのエッセンスなのであります。

対外的に学び合う要素が地上世界には溢れています。

その中には反面教師となる見本も稀に同居することがあるはず。

総ての経験は学びの材料となり全ての体験は魂の糧となるのです。

地上世界で共存共栄する方々を何処まで幸福に導き、手助けすることが出来るか…。

ここに魂の高下が試されるのであります。

個人の利得の為ではなく、国の為人の為に我が身を提供奉仕することが、私人ではなく公人としての徳性開発になるのです。

現代人の生活形態には個別意識が蔓延しています。

自分の事しか興味が沸かない迷妄者の嘆きは、何時の時でも比較による優越感情の迷妄である。

与える喜びを知らず、奪う楽しさのみを追い掛けている…。

誠に病的な精神錯乱状態であるのです。

自分勝手な我儘を許されるのは、未だ魂の成長過程にある幼児だけである。

立派な社会人になって知名度が高まった人であっても、公私の区別が付かない人間は未だ魂が幼い段階にあると言うことです。

 

 

 

38 霊性開示 【大和精神編】