003 生きる意味

 

地上世界に生誕した霊人たちは、肉体生命の縛りを受け止めて数十年の人生を送ることになります。

現代では約20年間は法的に見ても家族の庇護の下で育てられ、社会人として世に出れば、全ての責任を自分で果たす公人となるのであります。

個別意識が強い現代人は自分の権利を主張し、個人的な自由を求めるけれども、そうした個人の命は本人にも関与出来ない総体(公)が生かし育んでいるのです。

何故なら人間の個人的な人権である存在意義(生きる自由)は、本人の意志に関わりなく自然界の大いなる意識が活かし続けて下さるもので、人間は自ら意識するしないに関わらず心臓は自然に鼓動して、肺臓も自然に呼吸を続けるのです。

例え貴方が深い睡眠に落ちても、心臓や肺臓(体内の全てを含んで)は本人の意思に関わりなく、肉体生命を生かし育む働きを続けているのです。

自己主張ばかり叫ぶ人間でさえ、本人の内部育成を自由に操作することは出来ず、医療に従事する医師たちや、最先端を行く科学者たちも、体内の生かし育む自然の法則が未だに解明出来ないまま、大自然の営みに日々生かされ育まれているのです。

この肉体生命が本人の持ち物であるなら、心臓も肺臓も自己自身の自由意思で停止させたり復活させたり出来るはずですが、心拍も呼吸も完全に停止してしまったなら肉体は死んでしまうのが現実であります。

人間の身体は細胞分裂をしながら肉体生命を自然に構成して、日々新陳代謝を繰り成しながら健全な肉体生命を維持継続しているのです。

自分の身体で有りながら自然の生かし育む総体(公の生命力)に依存しざる負えないのが地上人間の真実である。

つまり人間は地上世界を生きる上で、創造主が運営する肉体生命のシステムを無償で使わせて致だいているのです。

それを欲得願望を果たす道具のように私益することは、迷妄人間の歪んだ自由意思による我欲横領に他なりません。

地上世界に生誕した霊人たちが、肉体生命に宿って人間社会に生きる本来の意味は、頑なな自己主張を叫ぶ自己の自由や権利の為の利害の中にある訳ではないのです。

肉体生命を大生命(創造主)にお借りしてでも果たさなければならない大切な理由があるはずです。

生きる意味は人それぞれではありますが、この人生の意義を見い出してこそ、人間としての本当の証明を果たすことが出来るのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】