004 老いる意味

 

自然界の大いなる意識に生かされ育まれているのが人間の肉体生命であります。

新陳代謝は日々行なわれ、常に新たな肉我に更新され、老朽化した肉我は体外に排出されて、数年の内に肉体細胞はスッカリ入れ替わっているのです。

そのスピードを早めるも遅めるも本人の意思次第ではありますが、この意思を心の奥底(潜在意識下)から操作しているのが、本人の魂の傾向性であります。

常に若々しい生命力を発揮する人は新陳代謝を更に活性化させるでありましょう…。

その逆に自らの意思で生命力を枯渇する人は新陳代謝を衰退化させるでありましょう…。

潜在意識下にある魂の傾向性は前世の経験値を含んで、長い年月を掛けて構成された形状記憶装置のような代物であります。

この魂の傾向性は人間の宿命となって人生の所々に作用してまいります。

個性の強さは魂の傾向性の濃淡に影響を与え、個別意識が強くなれば個我のフィルター(魂の傾向性)も濃い色彩を帯びて、魂の奥底から溢れ出す総体生命力を遮ることになります。

すると肉体生命は徐々に精神的糧を得られない状態となり、生命の糧を得られない肉体細胞は物質世界の法則に従って自ずと老朽化(分子原子に帰る)するのであります。

これが人間の老化に作用している本来の意味合いであります。

長らく地上世界の鈍重な波動に浸っていると、大方の人間は日々の生活に追われて霊性を忘れがちになります。

すると潜在意識下から湧き出ずる生命力が枯渇しがちになるので、その代用品を日々の食事(食物エネルギー)に頼らざる負えないのです。

食事は或る種の自家発電ではありますが、肉体細胞を生かし育む生命力に比べれば僅かなエネルギーしか得られないのです。

こうした生命エネルギー事情が地上人間の老いに大きな影響を与えている。

霊性を開いて魂の傾向性を純粋化すれば、年齢には関係のない若々しさが溢れてくるのであります。

つまり老いの最大の原因は人間側の心にあり、精神性を取り戻すか見失うかは深刻な要素でもあるのです。

精神性を閉ざした人間には本来の感謝の気持ちが湧いては来ないのです。

感謝の心は生命力を呼び込み引き寄せる力があります。

神に対する本来の信仰心が人間の意識に永遠性を想起させるのは、正しい祈りの力で霊性を開いて、実相世界から生命エネルギーを無尽蔵に溢れ出すからであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】