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008 家族の意味 |
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運命とは如何なるものであるか。 宿命とは如何なるものであるか。 運命は既に定められた環境に自らの意志で飛び込んで、その環境が有する特質を人生の中で受け止めて行くものである。 宿命は過去世の記憶を含めて、其れ迄に本人が得てきた経験値の積み重ねにより本人の人生が影響される魂の傾向性である。 この解答と同じ意味あいを提示してくるのが家族でありましょう。 しかも家族は度重なる過去世の深い縁を持っていて、殆どは相互に深い繋がりを感じ合う近親者であります。 前世では親であり子であり、夫であり妻であり、兄弟であり姉妹であり…。 近しい従兄弟(イトコ)であり再従兄弟(ハトコ)であり、心を傾ける恋人であり親友であったり、人生途上で相互に深い影響を与え合ったもの同志が、共通の感性を響き合わせて(お互いの想い出に心を打ち震わせて)地上に生誕する前の天国で約束を交わし、同じ環境に生まれ合わせた近親者の最たる方々が家族であります。 つまり家族として生まれ合わせると言うことは自らが主体的に選んできた運命でもある。 しかもお互いに大切な絆を魂に刻んで、転生を越えて廻り合った心の家族である。 地上世界では既に定められた運命の如く感じられる家族環境は、貴方が自らの意志で選んできた運命の人々であり、自らの天命を知る上で最も重要な鍵を相互に握っている方々であります。 現代の人々は、自分は家族を選んできた覚えはないと言う人が多いが、霊性を閉ざした現代人が霊界での意識が薄れた状態では覚えがないのは致し方ない。 しかし家族の絆は家庭生活を通して、身近な存在として様々な経験を積む毎に、徐々に魂の奥底から滲み出してくる何かがあるはずです。 それが分からないのであれば、自ら心を閉ざして我儘(自己中心)になっているか、自らの感情に振り回されて冷静な客観視が出来ない状態にあるのでしょう。 何れにしても家族という運命は変えられないのです。 むしろ家族として生まれ合わせた重要な意味が其処には隠されている。 その正確な解答を得る為には、自らが心に抱える宿命(過去世を含めた魂の傾向性)と対峙しなければならないでありましょう。 自分の魂の課題から逃げてばかりでは永遠に真実は掴めない…。 身近な家族の存在を受け入れられない人間は、転生輪廻を繰り返すだけでは真実を掴めないのです。 家族の方々が心の中に隠し持つ運命の鍵は、感謝報恩の心を取り戻さない限り見い出すことは出来ないでしょう。 家族は運命共同体であります。 我を張って啀み合うことよりも同じ方向を向いて助け合うことで、今までは見えなかった相互の愛情や家族の絆が実観出来るようになるのであります。 |