009 天界の意味

 

古来より霊界には天国と地獄があり、相互に戦いがあるような世界観もありました。

また天国と地獄は相容れない全く別の世界で、堅き扉で閉ざされた両界の接点に、閻魔大王のような役職霊人が居て、肉体死後の人間の行き先を振り分けているという世界観もありました。

何れにしても霊界は心の世界であります。

自らの心の針が指し示す方向に自然と赴くのが霊界の真相です。

天国的な魂は自ずと天国に向かいます。

地獄的な魂は自ずと地獄に向かうのです。

閻魔大王に当たる御方は一人々々の心の中に存在されて、心の磁石が呼び込み引き寄せる世界に自ずから飛び込んで行くのが、人間の肉体死後の世界であります。

しかし此処で地上社会倫理が未だに勘違いをしている霊界像があります。

それは霊界が、天国と地獄の上下二極しかないと思い違いをしているのです。

天国と地獄はフィフティ・フィフティの対比せる世界領域ではなくて、霊界の大半は善霊人が占めていて、その上位霊界には神々が存在する神霊層が遥かなる高次元へと続いているのです。

地上世界で恐れられる地獄の世界は、全霊界の一割程に過ぎませんが、地獄の世界が地上世界の近い霊域に存在するため、恰も膨大な勢力世界のように思うのでありましょう。

しかし地獄世界(四次元低層精神界)を越えた上位霊界(四次元中層精神界)以降には、遥かなる膨大な天国が広がっています。

懐かしい魂の故郷が…。

光り輝く光明世界が…。

その上限には限りなく果てなく極みない霊世界が実在するのです。

様々な個性が純粋な霊光を放ち、優しさや労わりや、慈しみ愛おしみが相互の魂を暖かく結んでいるのです。

こうした背景から見ても、天国的な心で生きている人間には柔軟な対応が自然な振る舞いとなるが、地獄的な心で生きている人間は自己主張に固執する窮屈な振る舞いが多くなるのです。

また霊界には天国と地獄の背反する二領域しかないと勘違いしている人間は至る所で白黒採決が多くなり、個別の性質を度外視した極論で正邪を分かつ独断が多くなるのです。

独断による白黒採決の極地は偏見による独善であり、この独善意識は地獄の亡者たちが縋り付く温床に利用されてまいりました。

現代人には小さな範囲での独善者が多くなり、地獄の亡者たちの餌となる悪意悪念も垂れ流し状態になっております。

その独善が自己自身の我儘になっていないかを時折り精査しなければならない。

悪霊悪魔に巣喰われた人間は自己反省が出来ないように操られているのです。

つまり他人を自由に操りたい気持ちなどは地獄的な利己的感覚が原種であります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】