010 食欲

 

人間の執着には、三大欲求と言われる食欲・性欲・睡眠欲があり、物質欲求と言える物欲・金欲があり、精神欲求とも言える地位欲・名誉欲があり、個我欲求から沸いてくる知識欲・支配欲がある。

これらの執着は人間の感覚に意識が集中することで起きてくる心の迷いであり、そこに依存習慣が付加されることで魂の物質化に堕落する迷妄意識となるのです。

肉体生命の維持継続に付随する内部要求は、万民に共通の必要摂取であるが故に何事も程々が良いと言えるが、必要以上に押し寄せてくる欲求は心の執着であり魂の迷妄であります。

肉体人間にとって最も身近な執着は三大欲求でありましょう。

さらに日々直面する食生活に於いて、避けては通れない食欲の問題があります。

肉体的に成長の著しい子供から青年に掛けては、むしろ食欲は必要摂取としての食要求に他なりません。

長い人生行路を健全な身体で渡って行く為には、成長期の男女共に其れなりの健康体を構築する必要があります。

肉体生命を培うものは組成細胞や分子原子の元となる食物でありますが、人間の霊魂(精神)を生かしめるエネルギーは、上層霊界から降り注ぐ生命エネルギーそのものであります。

生命エネルギーは地球上の全ての食物を生かし育み、食物に含まれた生命エネルギーを摂取することで、自家発電の如く人間の肉体を通して精神の糧にもなるのです。

成人した大人の食欲が何時までも過食を脱し得ないのであるなら、それは魂の糧となる生命エネルギーが体内に不足している状態でもあるのです。

こうした生命エネルギーは食物以外からも摂取することが出来るのであります。

それが豊かな精神を育む心理であり、愛に通ずる真理であります。

食欲が旺盛な人は体力を酷使する職業であるなら致し方ないが、一般的な社会人であるなら心を豊かにする文化に触れるなり、魂が打ち震えるような感動を得る真理に触れることで、自然に必要摂取量を越える欲求が治ることになります。

それが調和の採れた人間の正しい内部要求であるからです。

必要以上に飽食を貪る人間の心は心理に乏しく愛にも飢えている。

食物に含まれた生命エネルギーを正しく得る為には、その食材に対する感謝の気持ちが大切であります。

感謝の心は食材を有り難く噛み締めて食すことで体内への栄養吸収率を高め、少量の食物摂取でも食材に含まれた生命エネルギーを漏らさず摂取することが出来るのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】