012 眠欲

 

いま一つの三大欲求には睡眠欲なる執着があります。

睡眠そのものは或る意味で最も大切な儀式かも知れません。

何故なら人間の魂は睡眠中に肉体を抜け出して精神世界で心を浄化し、魂の故郷に里帰りしている人が多いのであります。

肉体生命と霊体は霊糸線で繋がっているため、何時でも何処からでも霊魂は肉体生命に一瞬で帰ってくることが出来るのです。

そうして魂が霊界に里帰りしている間に、肉体生命は本来の調和体(健全な身体)に戻るのであります。

地上人間が自分の身体に不具合を現している理由は、その根本原因を探れば心の不調和であったり、歪んだ魂の悪しき傾向性である。

その様な思念(不調和な念)を心に抱いたまま、さらに不健康な悪思念を繰り返し沸き出す毎に、自己自身の肉体生命にも悪影響を与えているのです。

常日頃から反省回顧を積み重ねている人であれば、健善なる精神を維持継続している為、本人の肉体生命も健全なる肉体を維持継続することが出来るが、事情は兎も角も終始不調和な心を発している人間は、悪しき思念を累積することで魂の傾向性が悪意悪念側に片寄るのです。

そうして悪しき魂の傾向性は、心の法則(同類相通ずる磁石的力)に従って、自己自身の環境(人間関係)や境遇(健康状態)に不健全な状態を現象化するのです。

その様な人間の睡眠は精神世界の浅い領域までしか入り込めず、十分な心の浄化が果たせぬまま目覚めるため日々の疲れが取れず、身体の痛みや苦しみが取れない状態にあり、その苦しさから解放されたい衝動が募り、更なる睡眠欲求が沸いてくるのです。

しかし反省回顧なき睡眠は現実と迷妄の浅き領域を行き来するのみで、十分な心の癒しに繋がりません。

そうした不調和な心の状態のまま更なる睡眠欲に堕するのであります。

こうして睡眠欲の正体を暴けば惰眠は現実逃避の隠れ蓑である。

自己自身の悪しき習性と勇気を持って対峙して、進んで反省回顧を繰り返しながら、新生せる未来への希望に向かって努力精進を重ねる貴方でありますように…。

睡眠というシステムを地上生命に導入したのも創造主であります。

世界を昼夜に分割して活動時間と休息時間を選り分けて、神の子の自覚を取り戻しながら有意義な人生を送られることを、創造主は今も大御心で見守り導いておられるのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】