018 支配欲

 

いま一つの個我意識には支配欲があります。

この支配欲は自らの思惑道理に周囲を動かしたい思いが先走るのです。

その主原因は利己的意識の我儘であり、自己都合優先の自分勝手な思考が止められない状況にあるのです。

こうした支配欲は、前世からの魂の影響(傾向性)もあって、幼い子供の頃から片鱗が見え隠れしています。

その自分勝手な我儘を自らの意志で抑制することが出来なければ、大人になって社会人として世に出た辺りから、様々な問題を巻き起こすトラブルメーカーとなるでしょう。

そうした我儘人間は、子供時代にも我儘な性格を発揮しておりますが、周囲の大人たちは愛嬌だとして見過ごしたり、尊い個性だと持ち上げたりして、歪んだ魂の傾向性を鍛錬(軌道修正)することを怠ったのであります。

個性は社会(全体)の中でこそ発揮される特質である。

その個性の歪みを放置すれば、牙を隠し持った猛獣を街に放つのと同等であり、感情を抑える智恵も無く、我儘を振り払う理性も無い自由人が、遣りたい放題したい放題の暴挙を誰も止められなくなります。

社会的な強制力で個人の我儘を規制したとしても、魂の性根に染み付いた支配欲は、そう簡単に解消することが出来る代物ではありません。

何十年も掛けて積み重ねた人間の性格は変わり難い…。

それが善意であれ悪意であれ、積み重ねた魂の傾向性には年季が入っています。

特に人間の我儘は年齢が長ずるに従って、ますます我欲を強める傾向にあります。

一昔前には街の中に風変わりな頑固者が一人や二人は居たでありましょうが、近年には街の至る所に存在しています。

しかもその個我の強さが社会的なステイタスのように思い込む風習があり、それを一部のマスメディアなども追従して、都会の若者たちの意識を錯乱させています。

個我の中に我儘な執着を長居させれば、誰もが支配欲に魂を狂わせる迷妄者となります。

こうした個我迷妄者が増えた時代には凶悪犯罪や天変地異が増えるのは、心の法則から見ても真っ当な因果応報であります。

主権ばかりを声高に称え、主役ばかりを求める人間が増えれば、自らの感情すら抑えられない者同士が争い合う世界観が、身近な脅威として同居しざる負えないでしょう。

今こそ人類が旧世紀に放棄した徳育を復活させなければならない。

数々の執着を克服する鍵は、古くて新しい徳育を国家救育として復活させる以外に道はないのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】