024 恨心と労心

 

嫉妬によく似た感情に恨み心があります。

人を恨む気持ちも他者との比較から生じています。

しかも常に基準が自己中心であり自己都合優先であります。

常に自分が世界の中心にいる錯覚を心に懐いている…。

それ故に他者批判が多くなり、不平不満などの愚痴も多くなるのです。

心に蔓延る不公平観念は、そう容易く無くなるものではなく、むしろ徐々に膨れ上がり、危険な腫れ物風船は簡単に破裂してしまいます。

感情の自己統制が効かない人間は恨み心に苛まれて、冷静な判断が出来ない状態に成りがちである。

必然的に人の意見を聞かず、他人の忠告を無視して、自分勝手な我儘を押し通そうとするのです。

嫉妬心は心の中でメラメラと燃え上がる火の粉(しかも粘着性のある)であるが、怨恨心は気持ちを抑えられないほどの衝動が人生を支配するのであります。

そのため大小の紛争が起こり易い境遇を自ら呼び込み引き寄せるのです。

しかも自己反省の習慣が無ければ数々の紛争の責任を、全て他者に転嫁するので誠に厄介な人間となるのです。

こうした恨み心を改心しなければ名実共なる迷妄者の仲間入りとなり、迷妄者たちの行く末は心の法則(因果の理法)に従って、同種の迷妄意識を有した方々が犇めく霊世界に自ら赴く(同種の魂が引き合う)のであります。

この迷妄霊世界は古くから地獄と呼ばれた低層精神界である。

つまり怨恨も迷妄霊人たちの餌となって、地獄の霊世界の存続に加担しているのであります。

恨み心を改心する為には自己中心の魂習慣を改めて、他者の本心(気持ち)を考慮する訓練を積み重ねる必要があります。

何故あの人を恨んでしまうのであろうか…と、客観的な視野で振り返り見る習慣が必要になります。

相手の本心(真心)が本当に分かれば、恨み心は影を潜めて優しさと労わりに変わるでしょう。

他人を労う(ねぎらう)言葉が多い人は、他者配慮の精神を積み重ねている人であります。

恨心と労心。

貴方の魂の傾向性は何方に傾きがちでしょうか…。

また何方の心持ちが幸せな人生を送れるでしょうか…。

前者(恨心)は利己心となり、後者(労心)は利他心となって、全く正反対の人格が形成されるでありましょう。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】