036 和合は大調和

 

人間の命は永遠に生き通しの生命であります。

転生輪廻(生まれ変わり)は時代を変え対人関係を変えて、自分なりの命題を魂に抱いたまま地上世界に生誕するのである。

その際に同じ命題を供にする半身が、ほぼ同時期に世界の何処かで生きているのです。

魂の半身であるからこそ、運命は確実に二人を廻り逢わせ、本人たちにしか解らない(気付かない)心の絆(命題)で互いを呼び込み引き寄せるのです。

そうして魂の奥底に隠し持つ命題(命の欠片)を組み合わせてみれば、二人の命の欠片は見事に納まって円満なる光明を放つのであります。

これこそが魂の半身としての霊的な結婚である。

絆は上心(神の子の自覚)で呼び込み引き寄せ合った魂の結びであり、運命的な出逢いは心を浄化して魂心境を昇華させれば、必然的な奇跡として確実に果たされる。

しかしこれが下心(感覚への陶酔・感情への迷酔)で引き付け合った結びは、魂が物質文明の混沌に埋没する為、そこに起こされる出会いは偶然の奇跡であります。

上心は魂の深層部から相手を求めるが故に必然的奇跡になるが、下心は心の表層部から相手を求めるが故に偶然的奇跡になるのです。

魂の半身には身代わりになる存在は居ないのです。

しかし下心(地上的感覚感情)で繋がった相性には幾らでも代わりが出てくるのです。

個別意識に奔走した現代の迷妄思想は高邁な魂の在り方を見失なって、あろうことか人間本来の霊性まで放棄しつつあります。

下心は偶然の産物であるからこそ常に刹那を求めるのです。

今だけ良ければ何でもありの若者が増える時代精神は、地上を彩る文化文明を見ても、下心に支配された屈辱的な汚点を歴史に残していると言うことです。

遠い未来の若者たちは迷妄時代を振り返る度に残念な気持ちを抱くでありましょう。

しかし遠い未来の若者たちよ…。

混沌極まりない迷妄時代の中で、貴方たちの高貴な魂の礎を築かんと命を懸けて生きた人々も同時に存在したことを、どうか誇りの一つとして貴方の記憶に留めて致だきたい。

輝ける魂の黄金期(大調和)を生きる未来の若者たちの真なる幸福の為に、人生の総てを捧げて走り続けた先達も居たことを誇りに想って致だきたい。

上心で結ばれた魂の半身から命を継承した未来の貴方たちに、日本人として生誕したことを誇りに想える時代を迎えさせるために、こうして新創世記は書き残されたのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】