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043 痔障害は不安定な心 |
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病名としては普段は余り聞かれないものに痔病があります。 これは肛門に現れる炎症や腫物または切物であります。 肛門という機能は、人間の身体を健康な状態に保つ為の、大切な働きを日々営んでいるのです。 体内の健康維持の為に繰り成される新陳代謝に於いて、老朽化した肉体細胞を体外に排出する最後の関門が肛門であります。 しかし何時如何なる時でも排出物を放出して良い訳ではなく、人間社会の中で人としての倫理に則った時期と場所を弁える必要があります。 体外的に汚いと思われているものを社会倫理に合わせた方法で淡々と排出することが、社会人としての倫理に即した大人の対応になるのです。 そうした倫理観を難痒く思ったりイライラした感情を長らく心に抱いたりしていると、人としての正しい心持ちが乱れてくるのです。 すると心に根付いた邪まな感情が現象化して、肛門辺りに炎症が起きてまいります。 もともと炎症の主原因は内部に巻き起こった心の葛藤であります。 この心の葛藤が行き場を失って当人の最も弱い部分に現れ、それが肛門に該当する場合に痔病などの症状に繋がるのです。 つまり痔病は心に溜まったストレスの、其の場に居た堪れない気持ちの現れであります。 其の場に居づらい複雑な心境が、本来は気兼ねなく腰を落ち着ける尻部分に邪まな自意識が固まって痔の症状に繋がったのです。 何時迄もソワソワと落ち着かない性格的感覚や、イライラと定まらない精神的感情が、何処にも排出する糸口が無いまま心の内部に存続させることで、何時しか飽和点に達した憤り(行き場を無くした感情)が、そのまま素直に現れた状態が痔の症状であります。 これも立派な心の法則(因果の理法)である。 また様々な悪感情を心の内部に溜め込んでいると、やがて行き場を失った焦燥感は反乱を起こして内部衝動として突き上げてまいります。 その物理的な症状(現象化)が突出したイボ痔となったり、誰かを裁いて切り刻みたい衝動がキレ痔となって自身の肛門に症状化(現象化)するのであります。 要するに痔障害は自己自身の不安定な心を警告しているのであり、その内的警告を素直に受け止めて反省回顧するなら、例え固形物となった腫物でも早々と治癒に向かうのであります。 医療薬剤等による外部治療は応急処置として重要ではありますが、結局は自己自身の心の内部に巣喰う根本原因の方を治療(反省回顧)しなければ、何時迄も改められない心模様(根本原因)は病状としての痔病を繰り返し再発させることになるのであります。 |