046 国力低下を招く言葉の乱れ

 

一人々々に委ねられた個性の尊厳は、生命の尊さを知る上にも重要な要素であります。

それ故に自らの努力精進の延長線上に無限なる可能性が開かれています。

しかも魂の転生輪廻は終わりなき旅路である…。

つまりこうした観点から見ても、個性の進展は永遠なる進化を許されているのです。

しかし万物の霊長である人間は完璧な存在ではありません。

たった一人きりでは創価作用が果たされないようになっています。

其処に新たな価値を生み出すためには一つのポイントに於いて、最低二つの合力が融和しなければ、正しい新価値の創造が成されないのであります。

こうした神秘的なシステムを考案したのが総ての生みの御祖である創造主です。

複数の合力が単に衝突するだけでは闘争と破壊が始まるだけでありますが、其処に相互を理解する複数の意識が互いの特長を活かし合うことで協和するなら、合力は加算(足し算)的な力量を発揮して総体を生かす働きになります。

また複数の合力が相手を配慮しながら互いの特長を補佐し合うことで調和するなら、合力は乗算(掛け算)的な力量を発揮して社会を発展させる働きになります。

更に複数の合力が夫々の個性を理解し合いながら自らの使命役割に融和邁進するなら、合力は天文学的な力量を発揮して時代を繁栄させる働きになるのです。

こうした正しい生命道に反した流れは、自ら個別分断化に向かう減算(引き算)的な意思(消去的な感覚)であり除算(割り算)的な思念(利己的な感情)であります。

自分勝手な生き方に走る自己流が蔓延すると社会は乱れ経済は崩壊に向かいます。

更に文化は相容れず文明は垣根を造り、通い合うことのない国境には通じ合わない言語が流行るのです。

かつて遠い昔に地球人類が一つに纏まっていた古き良き時代がありました。

地球規模の文明は一つの言語で心まで通い合っていたのです。

しかしその文明末期に我儘な個別意識が台頭して言葉が乱れ、人間相互の意思疎通が難しくなりました。

そうなると当然の話で言葉の負の力に感応して自然界は天変地異を起こしたのです。

あの時代の終焉に似通った社会通念が現代社会にも罷り通っています。

偉大なる旧文明が遭遇した時代の終焉に繋がる天変地異は、当時の人々の言葉の乱れから全ては始まったのであります。

 

 

 

39 霊性開示 【新創世記編】