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048 知識だけでは成長はしない |
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旧世紀は知性の時代であり、人間存在の本来の意義を思想や哲学、宗教などで理知的に求めた時代でありました。 しかし実質は知識の集積の時代として迷妄者を量産した時代でもあります。 そこに近代科学の急速な発展があり、足早に進展する科学の前に、単に便利さのみを求める経済的発展が、あの高度成長期を生み出したのであります。 難しく危険な仕事は機械が行い、加速度的な時間短縮は結果の良否のみを求め、其処に至る経過は全てコンピューターが担うようになりました。 そのため快適さは人間本来の忍耐力や精神力や思考能力などを退化させたのです。 ひとたび知識の集積は人間そのものの限界を目指しましたが、知識量の解析や整理はコンピューターに頼らざる負えない状況になったはずです。 こうなると知識だけでは成長しない事実に気が付くはずですが、高度成長期に於ける人間の愚かな驕り高ぶりが、視野の狭い迷妄者たちに国の屋台骨とも言える政治経済を操作させるに至ったのです。 そうした負の遺産が新世紀を迎えた現代も続き、その弊害は社会の至る所に現れて、人心荒廃の果てに他者の気持ちを顧みない冷たい人間関係が街を凍えさせているのです。 新たな創世記を綴る為の21世紀は霊性の時代であります。 人間本来の神性を開花させて、太古には存在した心の交流を取り戻す新創世記が始まっております。 知性から霊性への橋渡しは、神話の時代に行われた葦原の中津国を高天原の神々に国譲りした一大変革期に該当するのです。 遠い未来の若者たちは総てを知っております。 知識への依存が魂の自己陶酔に走らせた事実を…。 経済至上主義が人心を狂わした事実を…。 長らく叫ばれたアセッションは皆さんの住む日本から始まったことを…。 優秀な未来の若者たちは一部始終を学んで知っているのです。 自分の事ばかり気にする人間が利己的人間となって社会を混乱させたことも、記憶力(知識の多さ)のみを競い合った憐れな歴史も、その迷妄時代の暗闇から小さな希望を見い出したことも…。 未来の教科書(歴史書)にはリアルに書かれているのであります。 |