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050 道徳の基礎は10歳までに |
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現代人は大人になると歪んだ社会通念の中で、自らの純粋な理想を殆んどの人が見失います。 現実の世界は結果の確認の世界である…。 その現実の良否しか見えない人間が人格を語るならば、作られた結果主義に堕してしまうことは自然の流れかも知れません。 何故そうなったのかを見証することもなく、自分だけは正しいと決め込む人間が社会を混乱してきたことは明白であります。 そこに邪まな権力が合わさると、歪んだ強権は善良な人間の精神まで破壊するのです。 すると善良な人だと周囲から思われていた人が、或る日突然に自殺行為に走ったり凶悪事件を起こしたりするのです。 追い詰められた人間は思考回路が狭くなっています。 本来は自由自在な精神を、世の迷妄権力者の横暴で追い詰められ心を自縄自縛するのです。 固形化された心は窮屈な思考しか出来ず、会話の内容を表面的にしか解釈出来ないようになります。 そうなると自分勝手な偏見で相手にレッテルを貼り、その決め付けは本人も気が付かない間にイジメやパワハラ・セクハラになっている…。 こうして無自覚のまま他者配慮が出来ない隠れた加害者となっているのであります。 人は自分の合わせ鏡である。 自らの言動が相手に影響して其のまま自分にも返ってくる。 相手の言動に嫌悪感を抱くものが認められるなら、同じような性質が自らの中にも存在することを疑わなければならない。 何故なら人間の視点は心に認めないものは、例え目前に幽霊が彷徨っていても居ないのと同じであります。 人間の決め付けほど厄介なものはなく、良識人も大悪人に仕立て上げるのが固定観念(決め付け)である。 こうした社会通念から逆算しても社会人として大人となった人間の心は変わり難いのです。 もちろん本人の努力精進が本物であれば心の変革は有り得ますが、自己反省すら出来ない人間に心の変革を迫っても無理な相談であります。 そうした現状から推察しても人間として大切な精神は、心が柔らかい素直な子供の頃に育んでおく必要があるのです。 人として大切な道徳の基礎は10歳までに学ばせておかなければ手遅れになります。 現代社会は無情にも歪んだ自意識が支配している…。 迷妄邪説が飛び交う中で真っ当な心を維持継続するだけでも困難な時代に生きているのです。 人徳は1日にして成らず、器量は生涯を賭けて構築する家屋(徳性)であります。 |